2024フォトシティさがみはら 受賞作
受賞作
プロの部受賞者
さがみはら写真賞 阿波根 昌鴻 『写真と抵抗、そして島の人々』(写真展)
略歴
1901年3月3日沖縄県国頭郡上本部村(現、本部町)に生まれる。
1925年移民募集でキューバ、ペルーへ、1934年帰国。1945年沖縄戦で米軍伊江島上陸。招集された息子昌健戦死、完成間近の農民学校も破壊される。強制移住での2年間の捕虜生活後1947年に帰島。1950年伊江村議会議員(58年まで8年)。
1953年米軍、伊江島で土地接収通告。米軍の不当な強制土地接収に抗議し、「陳情規定」、「乞食行進」など抵抗運動を繰り広げ、「プライス勧告反対・4原則貫徹島ぐるみ闘争」をけん引する。
1972年「日本復帰」後も変わらぬ軍用地強制使用に抗い、反戦地主として軍用地契約を拒否。1984年6月23日「やすらぎの家」開設、同年12月8日反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」開設を基にした「わびあいの里」を拠点に、反戦平和を発信する活動を展開。(1999年財団法人認可。初代理事長就任。)
2002年3月21日永眠(101歳)。
- 1994年沖縄県功労賞受賞(一般篤行)、2003年東京弁護士会第17回「人権賞」受賞。
- 写真記録『人間の住んでいる島』(1982年私家版)、著書『米軍と農民』(1973年、岩波新書)、『命こそ宝-沖縄反戦の心』(1992年、岩波新書)
さがみはら写真アジア賞 フィロン・ソバン(カンボジア) 『CITY NIGHT LIGHT(夜の街の光)』(写真集)
略歴
独立系プロ写真家のフィロン・ソバン(1986年生まれ)は、プノンペンを仕事と生活の場としています。
そのキャリアの第一歩は2009年に報道写真家となったことでした。間もなくThe Phnom Penh Postにスタッフとして加わり、その後、2011年から2012年の間の数ヶ月にわたり新華社通信で働きました。
報道に携わる一方で、フィロン・ソバンは個人的なプロジェクトをいくつも立ち上げ、特にthe French Cultural Centerの「Studio Images」と協力したプロジェクトでは、Photo Phnom Penhフェスティバルの期間中に展示を行いました。
フランス政府から奨学金を得てフランスのルイ・リュミエール国立学校(Ecole Nationale Supérieure Louis Lumiere)で1年間学んだときにアナログ写真に出会い、さまざまなプリント技術を学んで2013年秋にカンボジアに帰国しました。現在は、教育、受託業務、新たな写真プロジェクトの企画に取り組んでいます。個人的な写真シリーズとショート動画は、彼の制作活動が拡大するなかで重要性を増しています。
作品は、カンボジアのギャラリーやフェスティバルで展示されてきたほか、フランス、英国、タイ、日本、スペイン、イタリア、スウェーデン、スイス、アルゼンチンでも展示されました。
最近では、さまざまなメディアで作品が公開され、Gala Magazine、The Guardian、Le Monde Magazine、L’EXPRESS style、Internazionale Italy Magazine、Globe Magazine、L'OEIL de la photographie portfolio、De l’air、IMAGES、The Phnom Penh Postに掲載されました。
さがみはら写真新人奨励賞 稲宮 康人 『「神国」の残影』(写真展)
略歴
1975年生まれ。日本写真芸術専門学校2部報道芸術科卒業。2007年に日本全国の高速道路を俯瞰で撮った「「くに」のかたち HIGHWAY LANDSCAPES OF JAPAN」を発表、三木淳賞受賞。その後、神奈川大学非文字資料研究センターと協力して、海外神社跡地の撮影を行う。撮影中の体験などを『「大東亜共栄圏」の輪郭をめぐる旅 海外神社を撮る』(編集グループSURE 2015)にまとめる。神社撮影を総括する写真集『「神国」の残影 海外神社跡地写真記録』(国書刊行会 2019)を出版。2011年から東北沿岸部の撮影も始め、2021年に『大震災に始まる風景─東北の10年を撮り続けて、思うこと』(編集グループ SURE)を出版。2024年、都美セレクショングループ展「スティル・エコー:境界の風景」(東京都美術館)に参加。
さがみはら写真新人奨励賞 林 詩硯 『針の落ちる音』(写真集)
略歴
台湾台北生まれ。台湾科技大学デザイン学科卒業、東京藝術大学先端芸術表現科修士課程修了。身体と精神の関係性に関心を持ち、ポートレイトを中心とした作品を制作している。2023年Backyard「PITCHGRANT」受賞、写真集に『針の落ちる音』(2024、赤々舎)がある。
アマチュアの部受賞者
金賞 斉藤 延子 『正月の境内』
アマチュアの部
- 応募者数:433名
- 応募作品:1,577点
金賞(1名)
銀賞(2名)
銅賞(3名)
市民奨励賞(1名)
みどり賞(3名)
入選(45名)
ユースの部受賞者
最優秀賞 安里 すずら 『すくすく育ち中』
ユースの部
- 応募者数:41名
- 応募作品:109点
最優秀賞(1名)
優秀賞(1名)
奨励賞(5名)
ジュニアの部受賞者
最優秀賞 川村 剛生 『ザクロとチョウ』
ジュニアの部
- 応募者数:147名
- 応募作品:184点
最優秀賞(1名)
優秀賞(1名)
奨励賞(5名)
受賞作品については、次の受賞作品一覧をご覧ください。
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選出区分の補足について
市民奨励賞:相模原市民の応募者を対象として選出します。
みどり賞:相模原橋本ロータリークラブ様のご協賛により2020年に新設しました。相模原市緑区を題材にした作品を対象として選出します。
ユースの部:高校生及び高校生世代を対象とした部門。(2024年に新設)
ジュニアの部:中学生以下を対象とした部門。(2024年に新設)
過去の受賞作
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