理科実験支援事業
事業実施主体
- 理科で遊ぼう会
- 担当課
出張型:学校教育課
寺子屋型:こども施設課
事業概要
身近な素材を活用した理科教材を提供し、完成させる中で、工夫することの楽しさや理科の面白さを体験することによって、子どもたちの探究心や創造力を育成します。経験に基づいたシニア達の工夫や知恵を活かし、安価な工作部材を提供するとともに、メンバーによる直接指導を行います。小学校に出向き授業として実施するものを出張型、子どもセンターを会場に行うものを寺子屋型として実施します。
取組み状況
理科実験の教材づくりと開発
理科で遊ぼう会のメンバーの方々は、日頃から「市民活動サポートセンター」で教材作りや開発を行っています。身近な家庭用品をつかい、モーターの仕組みがわかる教材や蒸気機関を使ったボートなどを手作りし、子どもたちに提供しています。取材にいった日は、相模原市内の小中学生が教材作りのお手伝いに来ていました。子どもたちの手先の器用さに会の方々はとても驚いていました。作業が終わると会の方からご褒美に蒸気機関で動くボートの教材をもらっていましたが、女の子たちからはピンク色のボートが人気集中でした!
子どもセンターでの活動
夏休み中は、主に市内の子どもセンターで活動を行っています。
この日は1・2年生が多かったため、低学年向けの理科工作「糸電話」を作りました。
初めは児童クラブ(学童保育)の子どもたちと作っていたのですが、工作しているところを見た子どもセンターに遊びに来ている子どもたちが飛び入り参加をし、とても楽しい現場でした。理科で遊ぼう会の先生たちにヒントをもらって夢中で作っている子や子どもたち同士で相談したり教えあったりしている姿も見られました。
また、完成した糸電話で遊んでいる時、理科で遊ぼう会の先生が糸電話の糸をつまむと、音が聞こえなくなることに、子どもたちは、びっくりしていました。
夏休みに身近な子どもセンターで子どもたちは、工夫することの楽しさや理科の面白さを体験することができたようです。
理科で遊ぼう会 代表の田中 皓さんにインタビュー!
Q1:活動を始めたきっかけは。
A:若年層の理科離れの1つの原因は理科の面白さが伝えきれていないことだと思います。
そこで、私たち理系の仕事に携わっていたシニア世代が中心となり、これまでの経験を活かして、子どもたちが強くひきつけられる教材に出会う機会を提供したいと考えました。
Q2:工夫していることを教えてください。
A:自分たちが試行錯誤して作ったものを教材として提供しています。市販のおもちゃというのはブラックボックスで、子どもたちは、普段出来上がったものしか見ていません。自分たちが身近なホッチキスの針や板、紙コップを使って作ったものを見て、こういう工夫の仕方があるということを知ってほしいです。また、知恵を出し合い、新しい教材を開発することは私たちメンバーの楽しみでもあります。
Q3:活動の目的は。
A:自分でものを作ることを通して、子どもたちが工夫し、探究することの楽しさを知り、潜在している創造力が発揮されるよう、その芽を育てたいです。
Q4:今年度から市との協働事業となりましたが、協働することの意義について教えて下さい。
A:ネットワークが広がり、活動が外に知れるようになったことが良かったです。
具体的には、公の場でのプレゼンテーションの機会を得られたこと、外部機関・団体との交流・連携がとれるようになったことが挙げられます。また、活動や開発にかかる自己負担が軽減したため、活動を行いやすくなりました。
目的を明確にした上で市と協働したことが良かったと思います。
今後、規模が拡大したことで質が落ちないように努めていきたいです。
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