子どもたちの生きる力を育む「さがみはら冒険遊び場(プレイパーク)」事業
事業実施主体
- 相模原に冒険遊び場をつくる会
- 担当課:こども青少年課
事業概要
キャンプ淵野辺留保地に冒険遊び場「銀河の森プレイパーク」を設置し、子どもたちが挑戦したり、失敗したりといった体験を積むことにより、成長する機会を提供します。運営はプレイリーダーと呼ばれる大人や地域のボランティア等と共に行い、子どもたちの興味や関心を引き出し、自由な遊びをサポートします。また、プレイリーダーの養成講座、勉強会を開催します。
取組み状況
冒険遊び場「銀河の森プレイパーク」は、原則として毎月第一、第三日曜日と毎週水曜日に開園しています。また、小学校・子ども会・公民館などから依頼があれば現地に出向き、冒険あそびを実施することもあります。
「銀河の森プレイパーク」での活動
「銀河の森プレイパーク」は、淵野辺キャンプ留保地にある雑木林を活用して、子どもたちに冒険遊びの場を提供しています。取材に行った日は、トンカチやノコギリを使って自分の遊び道具を作成したり、木登りをしたり、手作りのブランコ等の遊具で思いっきり遊ぶ子どもたちの姿がとても印象的でした。
自分で作る、遊ぶ!
ノコギリを使って木を切る。トンカチを使って釘を打つ。普段なら、危ないから大人の人にやってもらうような体験も、ここでは思う存分味わえます!
初めて扱う道具に悪戦苦闘しながらも、子どもたちは自らの手で物を作る喜びを発見していました。
みんなで一緒に水遊び!
「チーム戦やろう!」、「ルールも決めよう!」、「じゃあ的に命中したチームが勝ちね!」
子ども達はその場でルールを作り、時にはハンデを設けて臨機応変に遊んでいました。子どもというのは、遊びの中で自然とこうしたコミュニケーション能力を身に付けていくのですね。
プレイリーダーと一緒に白熱!
地面に描いた線のうえだけで追いかけっこをする線鬼。道路で遊んだら車が通って危ないし、日差しが強いと日射病が心配…。そんな心配もなく遊べるのも冒険遊び場の魅力です。
木陰の下で大人も子どもも一緒になって楽しんでいました!
大道芸にみんな興味津々!
中・高生のジャグリングチームが大道芸を披露しに来てくれました。目の前で繰り出される大技に、子ども達も拍手喝采です!演目が終了すると、チームのメンバーが子どもたちにやり方を教えてくれ、技が決まると子ども達はとてもうれしそうにしていました。
体験した子どもたちにインタビュー!
- Q1:冒険遊び場(銀河の森プレイパーク)では何が楽しかったかな?
- A:トンカチやノコギリを使って木のおもちゃを作ったこと。自分で作るのが楽しかった。
- Q2:ケガはしなかった?
- A:道具の使い方を教えてもらったから大丈夫だった。一人で道具を扱えるようになった。
- Q3:大人や他の子たちと仲良くなれたかな?
- A:いろんな人とおしゃべりできた。今度来たらまた一緒に遊びたい。
相模原に冒険遊び場をつくる会 プレイリーダーの方々にインタビュー!
- Q1:活動を始めたきっかけは?
- A:私の子どもの周りは、遊びというと携帯ゲーム機を持って誰かの家に集合、といった遊び方ばかりで、缶けりや線鬼といった遊びをしたことがないお子さんがほとんどでした。その背景には、子どもが小さいうちから伸び伸びと遊ぶ場所が無くなってしまったことが原因として挙げられます。では、どこなら子どもを自由に遊ばせてあげられるのかと悩み、探した結果、プレイパークに出会いました。今はスタッフとしてもっともっと自由に遊べる子どもたちを育てて行けたらと思っています。
- Q2:活動の目的は?
- A:子どものための規制の少ない遊び場を作ることです。子たちにとって自由に伸び伸びと遊ぶことが健全な発達を促すうえで必要だということが認められ、今では全国各地にこういった冒険遊び場が300ほど存在します。子どもに習い事をさせる親は数多くいます。結果が目に見えて反映されますからね。でも、遊びから学ぶことはなかなか目に見えません。自分の力で物を生み出したり、何かを成し遂げたり、大人や他の子ども達とコミュニケーションを取るなど、大切な力ほど遊びを通して学ぶということを多くの方に知ってもらいたいと考えています。
- Q3:活動するうえで大変なことは?
- A:立地の関係上、開催場所がわかりづらく、通行途中の方からプレイパークが何をするところなのかが見えにくいと思います。通りがかりの親子がふらりと入ってみたくなるような場所にはない、ということです。また水道が離れた場所にあるため、水を運ぶのにも苦労します。こどものケガの洗浄や焚き火の消火に水は必要なのでなんとかしたいと思っています。また、どんな子でも遊びに来て欲しいので、子どもに受益者負担をおわせることは考えておらず、必然的にプレイパークの経済的自立が難しい状況です。協働事業の補助から離れると、補助金や寄付金を募って活動を続けることになりますが、寄付金で存続できるのは大々的に活動を行っている団体ぐらいです。しかし、もっと場を活用してもらって知名度を上げようにもスタッフ数の関係上、開催日を増やすのは難しいのが現状です。
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