第12回 小田急相模原駅 昭和20年代は平屋の駅 平成26年11月26日掲載記事
小規模な商店が立て込んでいた小田急相模原駅北口は、再開発により29階建てと20階建てのビルが建ち、すっかりたたずまいを変えた。鈴木博雄さん(69)=相模原市南区南台=はこの再開発の組合長を務めた。
曽祖父の代から現在の小田急相模原駅前に住んだ。昭和20年代は平屋の駅でホームの端に階段があったのを覚えている。昭和30年代前半からは人口が急増。「中学では1年間に、学年で50人も生徒が増えた」。人口増につれ駅前は過密化が進行。それを解消する再開発はほぼ20年がかりの取り組み。一変した駅前の様子に「私たち自身も驚くほど。大変だったが、周りから『よくやってくれた』といってもらえ、良かったと思う」と感慨深い。
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