第16回 淵野辺駅前 軍都として区画整理も 平成27年1月21日掲載記事
太平洋戦争が始まった昭和16(1941)年に、淵野辺駅北口前を写したのが上の古写真。正面の道を直進すれば、現在なら桜美林大学に至る。
相模原郷土懇話会会長の石井篁さん(83)によると、軍施設の多い相模原は昭和13(38)年から、軍都としての大規模な区画整理が始まった。この写真はまだ、区画整理前の駅前だ。
「右側の2階建ての建物が『守屋』という旅館。軍関係の仕事をする人たちも泊まったようだ」と石井さん。横浜線にはまだ古淵駅も矢部駅もなかった。
「横浜方面へ通勤する人もいて、雨の日には帰宅する父親や兄のために、傘や長靴を持って駅へ迎えに行く子どもたちの姿があった」と石井さんは振り返る。
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