第17回 新戸トンネル 壁の向こうはアメリカ 平成27年2月4日掲載記事
在日米陸軍キャンプ座間の地下を東西に走る道路がある。旧陸軍士官学校建設当時の昭和12(1937)年、トンネルと掘割式の道路として造られた。「新戸トンネル」(相模原市道新戸相武台線)と呼ばれる。
西側の同市南区新戸の住民が、東側の台地上の小田急線相武台前駅周辺の畑に通う生活道路だった。
「側壁にはコケが生え、山間の道のよう。異空間を感じさせた」と、「相武台のナベトロ遺跡をたどる会」の井口建夫幹事(69)「壁の向こうはアメリカ」というちょっと不思議な道は通勤で使う人も多く、地元の要望で拡幅工事中。
「昭和の歴史を凝縮させた魅力がある」(井口さん)という独特の道が姿を変えようとしている。
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