第9回 ナベトロ 復興需要受け砂利運ぶ 平成26年11月5日掲載記事
昭和10年代、相模川の磯部の河原(相模原市南区磯部)から小田急線相武台前駅を結んで川砂利を運ぶトロッコが走った。「相武台のナベトロ」と呼ばれるこの軌道のルートを解明したのが「相武台のナベトロ遺跡をたどる会」。
戦後も復興や東京五輪へ向かうコンクリートの需要増を背景に、ナベトロが走ったという。同会代表幹事の安藤和次郎さん(75)=南区相武台=は中学生のころ、河原で砂利を採取する砂利船の音を聞き、採掘跡の砂利穴で遊んだ。「ナベトロは地域の歴史遺産であり、多くの人に知ってほしい」と安藤さん。
「たどる会」の成果は相模原市立博物館研究報告第21集にまとめられている。
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