知ってほしい「予防救急」
相模原市を取り巻く救急の現状
昭和38年の救急業務開始時には、313件であった救急出場件数は人口増加、高齢化の進行、疾病構造の変化やニーズの多様化などにより、増加傾向にあります。令和6年中の相模原市消防局救急隊の救急出場件数は、前年から643件増え、44,339件でした。

また、救急搬送された人のうち初診医師により入院加療を必要としない「軽症」と判断された割合は50.8パーセントで半数以上を占めています。
「救急事故等報告要領」より
死亡:初診時において死亡が確認されたもの
重症:3週間の入院加療を必要とするもの以上のもの
中等症:重症又は軽症以外のもの
軽症:入院加療を必要としないもの
限りある救急資源
増加する救急需要に伴い救急要請が重なると、救急車が到着するまでに時間がかかる場合があります。救急車は限りある資源ですので有効に活用し、市民の皆さまが安心して過ごせるように「予防救急」を知っていただき、健康で元気に過ごしましょう。
予防救急 日頃の備え
ケガや病気の中には、転倒によるケガや熱中症、食中毒などのような、「もう少し注意をしていれば」、「事前に対策をしておけば」など、ほんの少しの注意や心がけで防げるものがあります。予防救急とは救急車を呼ばなくてはならないようなケガや病気をしないよう日頃から注意することを言います。
予防救急を知ることで、自分に起こりうる危険などを事前に認識して、防ぐことができます。
いつまでも元気で楽しく、健康な生活が送れるように「予防救急」を知ってください。
- 「予防救急」のポイントなどをご紹介します。
- このほか、様々な事故への予防対策があります。
- 次のポータルサイトには、けがの防止を目的に作成されたリーフレットが掲載されています。
- 実際に事故が起きてしまった場合のために、「救命講習会」を受講しましょう。
予防救急 上手な医療のかかり方
上手に医療にかかることも予防救急の一つではないでしょうか。
あなたやあなたの大事な人がもしものときにも、安心して医療が受けられるよう、みんなの医療がまもられていくために、市民のみなさまにも次のとおりご協力いただきたいことがあります。
- かかりつけ医を持ちましょう。
かかりつけ医とは、健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師のことです。
- 診療時間内の受診を心がけましょう。
夜間・休日は緊急性の高い重症患者や入院患者に対応する時間です。緊急時以外は、平日・日中に受診しましょう。 - 身近な医療機関を受診しましょう。
医療機関には、それぞれ役割分担や得意分野があり、症状に応じた医療機関で受診することで、より適切な医療を受けることができます。 - 救急車の適時・適切な利用にご協力をお願いします。
119番通報する前に、救急車が必要か、自家用自動車やタクシーなどを利用できるか、今一度考えてみてください。急な病気やけがで、病院に行った方がいいのか、救急車を呼んだ方がいいのか迷った時は、「かながわ救急相談センター(#7119)」などをご活用ください。
予防救急 いつでも健康で!元気に!
健康で元気でいることが一番の予防救急です。
- 運動や身体活動を通じた健康づくり
適度な運動は、高血圧や心疾患、糖尿病などの生活習慣病の予防や肥満の改善に効果的です。運動が苦手、忙しくて時間が無い方でも、まずは今よりプラス10分身体を動かすことを意識してみましょう。 - 食を通じた健康づくり
毎日の食事の栄養バランスや量に配慮する・3食食べる・よく噛んで食べるなどの食習慣を身に付けることは、生涯にわたって健康の基盤となり、生活習慣病予防や適性体重の維持につながります。食に関する正しい知識を身に付け、望ましい食生活を実践しましょう。 - 歯と口腔の健康づくり
歯と口腔の健康は、食生活や会話を楽しむなどの日常生活に不可欠なものとなっています。歯と口腔の健康づくりのために、適切なセルフケア(ご自宅での歯みがき・補助的清掃用具の使用など)を行い、定期的に歯科医療機関を受診しましょう。 - 禁煙と適正飲酒
喫煙は、がん、循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、歯周病など多くの疾病と関わりがある上、たばこの煙は周囲の人の健康にも影響を及ぼします。禁煙は何歳から始めても遅すぎることはありません。禁煙を始めてみませんか。
飲酒は、がん、高血圧、脳出血、脂質異常症など多くの疾患と関わりがあります。適量を守って飲酒し、少なくとも週に2日は休肝日をつくりましょう。 - 心の健康づくり
十分な睡眠は心身の健康に欠かせないものであり、睡眠不足や睡眠の乱れは精神疾患の発症リスクを高めるとも言われています。心の健康を保つために、十分な睡眠で休養をとることや、ストレスに適切に対処することが大切です。
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救急課
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