遠藤　原三

ページ番号1003844 　最終更新日 平成30年1月12日

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遠藤　原三（えんどう　げんぞう）1947（昭和22）年～

• 洋画家
• 神奈川県生まれ。
• 1986（昭和61）年光風会展文部大臣奨励賞受賞。
• 2004（平成16）年日展特選受賞。
• 日展会員、光風会監事。

旅立ち

解説

「旅立ち」〔たびだち〕
画面いっぱいに描かれた大きな古木。上部は半分ほどは朽ち果て、太い幹だけが残されています。しかし、枝はまだまだ元気であり、うっそうと葉が生い茂り、それが強い風を受けて轟々（ごうごう）と音を立てています。その下を輪を転がしながら駆け抜ける1人の少女。古木と少女という対照的な存在が、スピード感をもって活き活きと描かれています。

昆虫のいる構図

解説

「昆虫のいる構図」〔こんちゅうのいるこうず〕
憂いを秘めて座る女性の背後に、クワガタやバッタ、アンモナイトなどが無秩序に配置されています。これらの一つひとつに大きな意味はないのでしょう。時間や空間やサイズを超越した関連性のないものが存在することにより、かえって女性の姿がクローズアップされた叙情的な世界が広がります。