岩中 徳次郎
岩中 徳次郎(いわなか とくじろう)1897(明治30)年~1989(平成元)年
- 洋画家
- 和歌山県生まれ。
Work81-27B
解説
「Work81-27B」〔わーく81-27B〕
「自然は球、円錐、円筒、立方体によって構成されている。」こうしたセザンヌの考え方に大きな影響を受けた作者は、幾何学的抽象と呼ばれる作風と独自の造形理論を掲げ、赤と青の明快な色彩で構成された本作をつくり上げました。
捻
解説
「捻」〔ねん〕
対称的な赤と黒を基調に、シンプルな円と線によって塗り分けられた本作品ですが、交差を避けた中心の空間が間合いを生み、物体が捻じ曲げられたかのような面白さをつくり出しています。
森の唄
解説
「森の唄」〔もりのうた〕
長方形の縦と横の比率が最も均整のとれているとされる状態の時、その縦と横の比率を黄金比と呼んでいます。不思議なことに自然界にはこの黄金比が至るところで確認されています。特に作者は植物の葉が有する黄金比を熱心に研究し、作品に取り込んできました。本作品も見た目はポップアートのようですが、その裏には緻密な計算が施されています。
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