10. ミヤコタナゴ
- 種別
国指定天然記念物(地域を定めず指定された動物) - 指定年月日
昭和49年6月25日
内容
関東平野の固有種で、湧き水のある細流や池に生息するコイ科の小型のタナゴ類で、全長4センチメートルに達します。
産卵母貝(さんらんぼがい)として好むマツカサガイの減少とともに、県内では野生で見ることはできなくなりました。
体高はあまり高くなく、顎の後ろに一対のひげがあります。付着藻もや小型の底生(ていせい)および浮遊(ふゆう)動物をえさとします。産卵期は、5月から6月が盛期で、マツカサガイなどに産卵します。
生息地ではありませんが、市立相模川ふれあい科学館(中央区水郷田名1-5-1)及び神奈川県水産総合研究所内水面試験場(緑区大島3657)の展示(飼育)で見ることができます。
参考文献
神奈川県立生命の星・地球博物館 1995 『神奈川県レッドデータ生物調査報告書 神奈川県立博物館調査研究報告(自然科学)第7号』
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