2. 川尻石器時代遺跡(かわしりせっきじだいいせき)
- 内容
国指定史跡 - 指定年月日
昭和6年7月31日
平成13年1月29日追加
平成16年9月30日追加
平成18年7月28日追加
令和2年3月10日追加 - 所在
緑区谷ヶ原2丁目788-2ほか
内容
縄文時代中期から晩期(約5,500~3,000年前)の大きな集落跡で約24,237.61平方メートルが国史跡に指定されています。大正年間からの調査歴をもち、豊富な遺物とともに、敷石住居跡、配石遺構、配石墓群など礫石を多用した遺構が多数保存されており、現在、その一部を露出展示しています。
縄文時代中期には大規模な環状集落がつくられ、発掘調査により90軒近い竪穴住居跡が確認されています。中期終末から後期初頭になると、住居形式が竪穴住居から柄鏡形敷石住居へと変化し、集落の規模は縮小します。後期には、敷石住居跡とともに配石遺構や配石墓群などが何か所かで見つかっています。また、晩期においては、集落中央部を窪地化させた造成の痕跡が確認され、焼骨が多量に出土するなど、特異な縄文文化の変遷を今に残しています。
参考文献
石野瑛 1931 「相模國谷ヶ原石器時代住居阯群」『史蹟名勝天然紀念物』第6巻第10号
相模原市教育委員会 2017 「国指定史跡 川尻石器時代遺跡総括報告書」
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