6. 太刀 銘 定吉(たち めい さだよし)
- 種別
国指定重要文化財 - 指定年月日
昭和24年2月18日 - 所在
個人所蔵
内容
刃の長さは70.5センチメートル、反(そ)りは2.7センチメートルです。
本作は鎬(しのぎ)造りで、身幅(みはば)が広く反りも高く、典型的な猪首切先(いくびきっさき)の太刀姿で、丸止めの棒樋(ぼうび)を掻(か)きます。刃文(はもん)は変化に富んで美しく、茎(なかご)には目釘(めくぎ)が二つと、「定吉」の銘があります。鎌倉時代末の逸品として高く評価されています。
刀工・定吉は、その作風より山城国(現京都府)綾小路(あやのこうじ)系の始祖・定利(文永年間頃の名工)に近い関係の刀工であると思われます。
この太刀は非公開のため、原則として見学できません。
参考文献
神奈川教育委員会 1967 『神奈川県文化財図鑑』工芸篇
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
文化財保護課
住所:〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所第2別館5階
電話:042-769-8371 ファクス:042-758-9036
文化財保護課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム