日光方面修学旅行計画実施検討にかかる現地調査結果について
平成24年度の日光方面修学旅行の計画・実施に当たり、放射能対策や防災対策等で懸念される課題について現地の状況を確認するため、教育委員会職員と小学校校長会の代表者が現地を訪れ、観光見学地等の放射線量の測定を行うとともに、日光市役所、同市小学校及び宿泊施設の関係者から聞き取り調査を行いました。その結果、平成24年度の日光方面修学旅行を実施することについて、懸念される問題は、見受けられませんでした。
調査日
平成24年1月25日(水曜日)
主な調査内容と調査結果
現地の空間放射線量の測定調査
観光見学地等8地点の放射線量の測定を行い、測定した結果は、8地点とも0.23μSv/h未満でした。
聞き取り調査
湯元温泉の宿泊施設、昼食店、日光市役所及び同市小学校を対象に実施しました。
- 食材・水等の放射能対策について
- 宿泊施設、昼食店で提供される食材等については、放射能濃度検査を通過した市場のものを仕入れるとともに、産地の公表を行う。
- 旅館組合は、宿泊期間中に子供たちに提供される2泊4食分全ての放射能濃度検査を2月と3月に実施する予定である。
- 地震対策について
- 飲料水の備蓄、防災頭巾の配備、非常用電灯及び非常用の自家発電装置を各宿泊施設において整備済みである。
- 児童や生徒が宿泊をする際に、各施設において避難訓練を実施している。また、地震発生時の避難誘導について、全宿泊施設の従業員に対して教育、指導の徹底をしている。
- 汚染状況重点調査地域の指定
- 国の「汚染状況重点調査地域」に指定された(12月28日公示)ことについては、日光市内に0.23μSv/h以上の観測区域があるため、日光市として「市民の安全を守ることが観光客の安全を守ることにつながる」との考えから、国に対して調査地域指定を要望したものである。
- 指定後は、国が再度放射線量の測定を行い、除染区域を特定することとなるが、具体的な除染実施計画については、今後、国と日光市で協議して決定していく予定である。
調査結果から
今回の調査では、平成24年度の日光方面修学旅行を実施することについて、次のとおり懸念される問題は、見受けられませんでした。
- 今回現地で測定した放射線量は0.23μSv/h未満であったこと、日光市が公表している市内の観光地31箇所の放射線量の測定結果は、全て0.23μSv/h未満であること、日光市内の学校では、屋外活動の制限はなく通常通りの教育活動を実施している。
- 宿泊施設で提供される食材等については、放射能濃度検査を通過した市場のものを仕入れるとともに、産地の公表を行っている。
- 防災対策については、地震発生を想定した施設の整備、安全管理体制の整備がされている。
なお、今回測定した空間放射線量の数値は、日光市がホームページで公表している数値と差違がないことから、日光市の公表する数値を信頼できるものとして、今後毎週更新され、公表される数値を注視していきます。また、現在、日光市が国と協議をしている除染実施計画策定の動向についても、注視していきます。
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