お仕事インタビュー!学校保健課(がっこうほけんか)
平成(へいせい)28年3月に、学校保健課の松尾(まつお)さんにインタビューをしました。
松尾さんは、平成27年度に管理栄養士(かんりえいようし)として採用(さいよう)されて10カ月目です。
学校保健課の仕事や、松尾さんの仕事について紹介(しょうかい)します。
学校保健課って?
学校保健課は、小学生や中学生の健康(けんこう)や安全を支(ささ)える仕事をしています。学校での健康診断(けんこうしんだん)を行ったり教室やプールなどを安全に使うことができるようにする「保健」の仕事と、安全・安心でおいしい給食(きゅうしょく)を食べることができるようにする「給食」の仕事があります。
そのなかで、私(わたし)は中学校給食の仕事を担当(たんとう)しています。
楽しかったことや、うれしかったことはありますか?
中学校の給食は、小学校と同じような給食を給食センターから届(とど)けている学校と、ランチボックスに入った給食を届けている学校(デリバリー方式といいます)の2つにわかれていて、私はデリバリー方式の給食を担当しています。
成長期(せいちょうき)の中学生にとって、栄養(えいよう)バランスのとれた食事をとることはとても大事なこと。
その手助けになっていることにやりがいを感じます。給食を食べた人に「おいしかった」と言ってもらえることもとてもうれしいです。
大変(たいへん)だったことはありますか?
みなさんは、毎月学校から配られている給食のおたよりを読んだことはありますか?私は、中学校給食の給食だよりや給食ブログを書く仕事を担当しています。食べ物のことや栄養のこと、日本の行事のことなど、みなさんに知ってほしいことがたくさん。どうすればわかりやすいかな?どうすれば楽しく読んでもらえるかな?と、いつも悩(なや)みながら書いています。
松尾さんの1日を教えて!(平成28年3月)
午前8時30分
出勤(しゅっきん)したらまずメールや1日のスケジュールを確認(かくにん)します。
そのあとは、パソコンで給食ブログを書いたり、毎日届く食材(しょくざい)の伝票(でんぴょう)が間違(まちが)っていないかどうか確認(かくにん)をしたりします。
午前11時
その日中学生が食べる給食と同じものが市役所にも届くので、早めの時間に検食(けんしょく)をします。検食とは実際(じっさい)に給食をすこし食べてみて、おいしくできているかどうか、間違った材料(ざいりょう)が入っていないかどうかなどを確認することです。
正午
お昼休憩(きゅうけい)には毎日給食を食べています。食べながら、どうしたらもっとおいしい給食になるかな?と考えたりもします。
午後1時
今日の午後は、物資選定(ぶっしせんてい)を行います。物資選定とは、これから先の給食で使うための食材を実際に食べてみて選(えら)ぶ会議(かいぎ)のことです。
おいしさだけでなく、どこで作られたものか、添加物(てんかぶつ)が入っていないか、値段(ねだん)はどうかなど、いろいろなことを話し合って給食で使う食材を決めています。
午後4時
次の週の給食で使う食材を八百屋さんなどのお店に注文する、発注という作業に取り掛(か)かります。これを間違えると給食を出すことができないので、集中して取り組みます。
午後5時30分
発注が終わったら、物資選定の結果(けっか)を上司(じょうし)に報告(ほうこく)します。少しずつ食べてもらい、良(よ)い物を選べたかどうかを確認してもらいます。
目標(もくひょう)はありますか?
デリバリー方式の給食は、スタートしてまだ6年目。もっと多くの人に中学校給食について知ってもらうため、給食だよりや給食ブログなどでたくさん魅力(みりょく)を伝えていきたいと思っています。
採用されて10カ月でまだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんありますが、何にでも積極的(せっきょくてき)に取り組んでいきたいです!