お仕事インタビュー!救急隊員(きゅうきゅうたいいん)
平成(へいせい)27年10月に、津久井消防署(つくいしょうぼうしょ)藤野分署(ふじのぶんしょ)の救急隊員、高澤(たかざわ)さんにインタビューをしました。
高澤さんは、平成22年に採用されて、6年目です。
救急隊の仕事や、高澤さんの仕事について紹介(しょうかい)します。
救急隊って?
病気で具合が悪くなったり、事故(じこ)でケガをした人に応急処置(おうきゅうしょち)をして、救急車(きゅうきゅうしゃ)で病院へ搬送(はんそう)するのが仕事です。救急車には3人の隊員が乗っていて、わたしは隊長(たいちょう)の指揮(しき)のもと、24時間活動しています。
うれしかったことはありますか?
救急の現場(げんば)では、病気やケガの人はもちろん、居合(いあ)わせた家族や友人も、とても不安(ふあん)な気持ちになっているので、私(わたし)たちは皆(みな)さんの不安が少なくなるように、精一杯(せいいっぱい)活動しています。
病院から引揚(ひきあ)げるときに、そんな人たちから「ありがとうございました。」とか「本当に助かりました。」という言葉をかけていただけることがあり、そのひとことがたいへんうれしく、励(はげ)みになります。
大変(たいへん)だったことはありますか?
ふだんは救急隊の私ですが、藤野分署の救急隊は消防隊と兼務(けんむ)していて、火事があると消防隊としても出場します。
今年の夏に、山火事があり、消防隊として出場し、消火活動をした直後に、山道でケガをした人の救助(きゅうじょ)活動に出場したことがありました。
藤野分署へ帰ってきたときは、へとへとに疲(つか)れきっていました。
消防士(しょうぼうし)としてもっと、体力をつけなければと感じた大変な1日でした。
高澤さんの一日の流れを教えて(平成27年10月)
午前9時
前日の当番の人たちから救急車や器材(きざい)を引継(ひきつ)ぎます。点検(てんけん)を行い、出動に備(そな)えて万全の準備(じゅんび)をします。
午前10時
申し送りを行います。その日の仕事について確認(かくにん)します。
午前10時30分
救急指令(しれい)により、出場します。
午後0時15分
災害現場でしっかりと動けるようお弁当(べんとう)でエネルギーを補給(ほきゅう)します。
午後1時
午前中の業務(ぎょうむ)の事務処理(じむしょり)をします。
午後2時
救急指令により、出場します。
帰署途上(きしょとじょう)に、救急指令が入りそのまま出場します。
午後6時
出場していたので、分署の仲間(なかま)より遅(おく)れての夕食となりました。
午後7時
夕食の片付(かたづ)けを終えて、救急の訓練をします。
午後10時
交代でシャワーを浴(あ)び、仮眠(かみん)の準備(じゅんび)をします。シャワー中に指令が入り、出場することもあります。
深夜
夜中もみんなで交代しながら通信勤務(つうしんきんむ)を行っています。
※通信勤務では、夜中にかかってくる電話(でんわ)の対応(たいおう)や、道を尋(たず)ねに来られる人の対応をします。
午前1時
仮眠室で仮眠をとります。
午前6時10分
起床(きしょう)。朝の仕事を始めます。
午前7時
朝食もみんなで協力して作ります。
午前8時
次の当番に引継ぐ前に救急車や器材の手入れを行います。
午前9時10分
次の当番の部隊(ぶたい)との引継ぎを終え、当直が終わります。
目標(もくひょう)はありますか?
今は、救急隊として活動していますが、救急だけでなく消防士として身につけなければいけない知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)がたくさんありますので、消防に必要(ひつよう)ないろいろな資格(しかく)を取りたいと思っています。取った資格を活かして、市民(しみん)の皆さんの安心を守ることができればと思います。