お仕事インタビュー!消防隊員(しょうぼうたいいん)
平成(へいせい)27年10月に津久井消防署(つくいしょうぼうしょ)の消防隊員(しょうぼうたいいん)、村儀(むらぎ)さんにインタビューをしました。
村儀さんは、平成25年に採用(さいよう)されて、3年目です。消防隊の仕事や、村儀さんの仕事について紹介(しょうかい)します。
消防隊って?
火災現場(かさいげんば)での消火活動(しょうかかつどう)のほか、学校などで行われる消防訓練(しょうぼうくんれん)の指導(しどう)や、建物(たてもの)の安全(あんぜん)を検査(けんさ)する火災予防査察(かさいよぼうささつ)なども行っています。
私の所属(しょぞく)する津久井消防署では、林野火災(りんやかさい)、山岳救助(さんがくきゅうじょ)、湖(みずうみ)や川での水難事故(すいなんじこ)、高速道路(こうそくどうろ)での事故など、津久井地域(つくいちいき)特有(とくゆう)の災害(さいがい)にも対応(たいおう)しています。
うれしかったことはありますか?
市民の皆(みな)さんの安心した顔を見ることができたとき、とてもうれしく思います。
冬の雪山(ゆきやま)でけがをして動けなくなった人を発見(はっけん)し、無事(ぶじ)に助けることができたとき、その人がホッとする顔を見て、本当によかったとうれしく思いました。
また、小学生に消火器(しょうかき)の使い方について指導したとき、「これでいざというときに、自信(じしん)をもって使えるので安心です。」と言ってもらえたときは、うれしかったです。
大変(たいへん)だったことはありますか?
いつ災害が起(お)こるかわからない中で、1当直(とうちょく)(24時間)過(す)ごすということに、始(はじ)めはなかなか慣(な)れませんでした。
村儀さんの一日を教えて(平成27年10月)
午前9時
前日の当番(とうばん)の人たちから消防車(しょうぼうしゃ)や機材(きざい)を引継(ひきつ)ぎます。点検(てんけん)を行い、出動(しゅつどう)に備(そな)えて万全(ばんぜん)の準備(じゅんび)をします。
午前10時
申(もう)し送(おく)りを行います。その日の仕事について確認(かくにん)します。
午前10時30分
災害現場でよりよい活動ができるように毎日の訓練は欠(か)かせません。
午後0時15分
災害現場でしっかりと動(うご)けるよう家から持(も)ってきたお弁当(べんとう)でエネルギーを補給(ほきゅう)します。
午後1時
火災があったとき、水を出す消火栓(しょうかせん)が壊(こわ)れていたり、防火水槽(ぼうかすいそう)に水が入っていなかったりということがあっては大変です。定期的(ていきてき)に水利調査(すいりちょうさ)を行っています。
午後3時
火災が発生(はっせい)し、出場指令(しゅつじょうしれい)が流(なが)れました。現場に出場します。
午後4時30分
火災現場から帰署(きしょ)し、消防署のみんなの夕食を作ります。栄養(えいよう)のバランスを大切にしてメニューを考(かんが)えています。
午後6時
今日の仕事の結果(けっか)をまとめる事務(じむ)をします。
午後9時
トレーニングを行います。体力(たいりょく)がなければ、現場で人を助けることができないどころか、自分(じぶん)の命(いのち)も守(まも)れなくなってしまうからです。
深夜
夜中もみんなで交代(こうたい)しながら通信勤務(つうしんきんむ)を行っています。
※通信勤務では、夜中にかかってくる電話(でんわ)の対応(たいおう)や、道を尋(たず)ねに来られる人の対応をします。
午前1時
一日の仕事を終え、仮眠(かみん)をとります。
午前6時10分
仮眠を終え、朝の仕事を始めます。
午前7時
朝食もみんなで協力(きょうりょく)して作ります。
午前8時
次(つぎ)の当番に引継ぐ前に消防車や機材の手入れを行います。
午前9時10分
次の当番の部隊(ぶたい)との引継ぎを終え、当直が終わります。
目標(もくひょう)はありますか?
救助隊員(きゅうじょたいいん)になりたいです。市民の皆さんの安心した顔を1つでも多(おお)く見られるように、救助隊員になって、災害現場で助けを待っている人の命を救(すく)いたいと思っています。1人でも多くの人を助けることで、より安心して暮(く)らせる相模原市(さがみはらし)になればと思っています。