3D都市モデル
Project PLATEAU(プロジェクト プラトー)
Project PLATEAU(プラトー)は、スマートシティをはじめとする「まちづくりのデジタルトランスフォーメーション」を進めるため、そのデジタル・インフラとなる3D都市モデルの整備・活用・オープン化を推進する国土交通省のプロジェクトです。
国土交通省では、令和2年度からProject PLATEAUと題して、「都市インフラ・まちづくりのデジタルトランスフォーメーション推進事業」を実施し、交通・環境・防犯といった都市活動データ等と連携し、各種分野での応用を想定したデジタル基盤として、相模原市を含めた全国の都市において「3D都市モデル」を作成し、オープン化しております。
3D都市モデルとは
3D都市モデルとは、建築物、道路、土木構造物等の現実の都市に存在する様々なオブジェクトの三次元形状と名称や建築物の高さ、用途、建設年等の意味情報をパッケージとして記述した地理空間データです。
三次元の都市空間情報プラットフォームとして、様々な都市活動データが3D都市モデルに統合され、フィジカル空間とサイバー空間の高度な融合が実現します。
これにより、都市計画立案の高度化や、都市活動のシミュレーション、分析等を行うことが可能となります。
3D都市モデルの公開
整備された3D都市モデルデータは、G空間情報センターでオープンデータとして公開されており、だれでも利用可能となっております。
また、3D都市モデルは以下のPLATEAU VIEWで見ることができます。
3D都市モデルの活用
国土交通省では、防災、まちづくり、環境、モビリティなど様々な分野のユースケース開発(活用事例)が進められており、各自治体でも都市の実情に応じたユースケースの社会実装が進んでおります。
本市においても、今後、様々なユースケース開発を進めていく予定です。
ユースケース名称 |
創造したい価値/解決したい課題 |
所管課 |
---|---|---|
延焼シミュレーターの高度化 |
中心街や中山間地域における効果的な消火・救助活動 |
都市計画課・警防課 |
3D都市モデルを活用した延焼シミュレーターの高度化
- 目的:地形や建物の高さデータを加味することによる精緻な延焼シミュレーション
- 取組内容:本市は、日本の縮図のような市街地と山地の構成割合であり、市の中・西部の山地が市面積の約7割を占め、林野火災への対応・対策が喫緊の課題となっており、従来の延焼速度式に基づく市街地の延焼拡大予測に加えて、林野火災延焼シミュレーターを構築することで、市街地と山間部、市域全域を網羅したシームレスな延焼シミュレーションを実現する。
令和5年度取組成果
- ユースケース開発成果イメージ図
今後の展望
- 令和6年度は、林野部を含む延焼シミュレーターの開発を行うことにより、日本の国土の約7割を占める森林をカバーできることから、全国の消防に活用していただきたい。
- 災害現場の気象情報等を取込める機能などの拡充により、実災害でより効果的に活用できるようにしていきたい。
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