(5)初めての緊急走行
これまで、機関員としての訓練を続けてきた安養消防士。ついに、初めて消防車での緊急走行をしました。
1月のある日のことです。
その日、安養消防士は、機関員として朝から消防車の点検を行いました。前照灯や赤色回転灯、ポンプ装置の作動確認など確実に。
昨年4月に補助機関員に任命された当初は緊張と不安でいっぱいでしたが、毎当直、先輩機関員とともに訓練を繰り返すことで克服しました。
先輩機関員からもお墨付きをもらい、「いつでも来い!」という気持ちで操縦訓練をしていると・・・。
「プーーーー!
消防相模原から出場指令。南区○○町○丁目○番○号 一般火災。・・・出場隊 麻溝台ポンプ、・・・、・・・、・・・、終わり。」
消防車を停車させ、すばやくヘルメット、皮手袋などを装着します。
現場までのルートと消火栓の位置を確認して(時間帯によって混雑を避けるなど、最速のルートを選択します。)出場です。
サイレンを鳴らしながらの緊急走行は、常に危険が伴います。赤信号の交差点を通過したり、反対車線を通行することもあり、全員で安全確認をしながら、マイクで周囲の車両や歩行者に注意喚起をします。無線からは災害情報が流れ、消防車内はかなり賑やかです。
幸い、火災は誤報と判明し、現場到着直後に引揚指令が入りました。すぐに帰署し、再出場の準備をします。
今回の出場で、少し自信がついた安養消防士。明日からまた訓練です。
先輩機関員から
今日のような出場を何度も重ねて、早く一人前の機関員へと育って欲しいです。
安養消防士から
とうとう緊急走行を行いました。少し緊張しましたが、繰り返し訓練していたので落ち着いて運転できたと思います。
走行中は、先輩方が安全確認や道案内などのサポートをしてくれました。隊の信頼関係があってこその緊急走行なのだと改めて感じました。
この緊張感を忘れず、これからも頑張ります。
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