「消防車を運転します!」~機関員養成奮闘記~
子供のころ消防車や救急車に興味を持って、乗ってみたい、運転してみたいと思ったことがある人は多いのではないでしょうか?
昨年大型免許を取得した、南消防署麻溝台分署の安養祐輝(あんよう ゆうき)消防士は、今年度から補助機関員※に任命され、消防車の運転をすることになりました。初めて緊急車を運転する安養消防士にスポットライトを当て、その奮闘ぶりを紹介していきます。
※補助機関員 消防車や救急車などの緊急車両を運転し、放水などの機関操作をする機関員に対し、その補助に任命された機関員のこと。機関員が休みで不在の際などに緊急車両の運転を担います。
(6)最終回 冬の備えと旅立ち
初の緊急走行後も数回の出場を経験した安養消防士。
最終回は、冬の備えについてのお話です。
積雪があると、消防車はタイヤチェーンを巻いて出場します。
災害に備え、速やかに装着する必要があるため、先輩の指導のもと、「習うより馴れろ!」で着けたり外したりの反復訓練を実施しました。
冬場はそのほかにも気をつけなければならないことがあります。
極寒時、火災で放水した消防車をそのままにしておくと、車両の配管に残った水が凍結し、ポンプが正常に作動しなくなってしまうのです。
安養消防士は、先輩の指導のもと、ポンプ内に凍結防止剤を注入したり、放水口に凍結防止措置を施すなど経験を積みました。
さて、厳しい冬が終わり、桜の花が咲く3月となりました。
安養消防士は、4月から機関員として独り立ちすることになります。この一年間、先輩から引継いだ知識・技術をしっかりと自分のものにしてきました。今後は正機関員として、後輩達に伝えていくことになります。
先輩機関員からひとこと
一年間、良く頑張ってくれました。私の持っているものは、全て伝えました。
4月から機関員としてスタートすることになると思いますが、市民の安全・安心のため、常にスキルを高める努力を惜しまないように精進してください。
安養消防士から
補助機関員に任命されて、約一年が経過しました。先輩方に沢山の知識・技術を学ばせていただいたことにより、消防士としてワンランク成長できたと思います。今後は、これを後輩に伝えていけるよう、日々勉強していきたいと思います。
これからも常に成長できる職員目指して頑張ります。
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