相消レター（10）

ページ番号1009016 　最終更新日 令和5年2月6日

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相消レター（10）予防技術検定

第10回は北消防署大沢分署のK隊員からのお便りです。

みなさん、こんにちは。北消防署警備課大沢分署消防隊のKと申します。
私たち消防士は、日頃から訓練を行い、火災や救助などの災害活動に備えていますが、発生した災害に対応するだけでなく、火災を未然に防ぐ「火災予防」という大切な仕事も担っています。

「火災予防」には、予防査察という大切な業務があります。建物に設置されている消防用設備の状況を確認したり、危険物の保管・取扱いや防火管理がしっかりされているかを、さまざまな建物に立ち入って検査します。

　そんな予防査察に関し、専門的な知識・技術を持ったプロフェッショナルとして認定される資格があります。それが予防技術資格者です。この資格を取得するためには、年に一度実施される予防技術検定※に合格しなければなりません。
　この試験は、全国の合格率が52％と少々難易度の高い試験で、合格できずに涙を飲む職員が毎年発生しています。

その予防技術検定に今年度、大沢分署からは、私をはじめ5名の職員が挑戦することになりました。毎当直、業務が終わった夜間、訓練や災害出動の合間をぬって、横一列に並び勉強、勉強また勉強の毎日です。
私と同じ当番から受験する職員は3名。仲間でありライバルでもあるので、時には助け合い、時には競い合いながら、毎日参考書に埋もれ、試験勉強に励んでいます。

試験は3月半ばに実施されます。試験に合格し、市民のみなさんの安心・安全を守るために知識と技術を発揮するのが私たちの目標です。
残り1カ月、我々に合格という名の桜は咲くのか！ご期待ください！！

※予防技術検定
消防本部及び消防署等の機関には、建築物の大規模化・複雑化等に伴い高度化・専門化する予防業務を的確に行うため、火災の予防に関する高度な知識及び技術を有する「予防技術資格者」を配置することとされています。
その予防技術資格者になるための試験が「予防技術検定」です。

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