相消(そうしょう)レター(24)
相消レター(24)タバコが原因の火災
皆さんこんにちは。相模原消防署警備課の奥山です。(4月に予防課から異動しました!)
今回は、タバコ火災についてお便りしたいと思います。
タバコについては「百害あって一利なし」、家に帰れば「ホタル族」、外出先では「喫煙所難民」と嫌われ、愛煙家からは嘆きの声が聞こえてきそうです。今回は「タバコが原因の火災のお話」と、さらに煙たい話になりますが、しばらくお付き合いをお願いします。
タバコが原因の火災は、本市に関わらず毎年出火原因の上位にあがっています。
どうして出火原因の上位になってしまうのか?愛煙家ならこんな経験はありませんか?
- タバコの火種が落ちて畳やじゅうたんを焦がしたことがある!
- タバコを消したつもりだったが、数分経つと灰皿から煙がモクモク!
- 寝タバコをしたまま、消さずに寝てしまい布団が焦げた!
- 灰皿は山盛りになってから捨てている!
- 空き缶などを灰皿の代用として使っている!
- 吸殻は水に濡らさず、そのままゴミ箱へ捨てている!
- 家の内外で、歩きタバコをしている!
- 誰も見ていないから、タバコを道路(空地)に投げ捨てた!
などなど
タバコの火種は、次の図のように非常に高温で火種が小さいことから、消したつもりでも消えていないことが多くあります。また、消えたと思っていても、炎を上げず、徐々に焦がしながら燃焼する無炎燃焼により、数十分から数時間あとに炎を上げることもあり、喫煙者が出かけた後に出火!という火災が発生することもあります。
最近では、ベランダでのホタル族の増加で、喫煙中の火種が階下に落ち、干してあった布団に着火したり、灰皿代わりにした空き缶やペットボトル、家庭菜園のプランターから出火するなど、ベランダでの火災が増加傾向にあります。
タバコ火災を「0」にするには、タバコを吸わないことが最大の予防策ですが、喫煙を止められない人は喫煙場所を決める、灰皿に水を入れてしっかり消すなど、喫煙マナーを守ることがタバコ火災の撲滅につながります。
紳士・淑女の嗜好品であるタバコでの火災を起こさないために、ご協力をよろしくお願いします。
『付けて安心 住宅用火災警報器』
住宅用火災警報器は、全ての住宅に設置が義務付けられています。時々点検して、作動しないときは、必ず交換しましょう!
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