相模原市の自然環境
相模原市は、豊かな自然環境を有する津久井地域から市街化の進む旧相模原市域まで、生物の生息・生育環境が地域によって大きく異なります。
ここでは、「相模川上流域」「相模川下流域」「道志川等流域」「境川流域」の4つの区分ごとの特性について整理しました。
相模川上流域
相模川上流域は、北部に急峻な山々、南部になだらかな山々が連なり、市域でもまとまりのあるみどりが残されています。また、相模湖や津久井湖等の周辺には市民の憩いの場となる水辺環境も広がっています。
当流域には、県立陣馬相模湖自然公園や県立相模湖公園のほか、森林、里地里山、水辺環境等の豊かな自然環境が形成され、多様な生物の生息・生育環境になっています。
相模川下流域
相模川下流域は、平地林や大規模公園、農地等の身近なみどりが点在し、街路樹や緑道も整備されています。
市街地には、相模川や鳩川、八瀬川、道保川、姥川が流れ、河畔林や斜面林、湧水があり、豊かなみどりや水辺環境が保全されています。また、森林や田園も広がっており、多様な生物の生息・生育環境が残されています。
道志川等流域
道志川等流域は、南西部に丹沢の山々が連なり、クヌギ・コナラ等の二次林や大型哺乳類等も生息する多様な生物相を有する流域です。道志川は、山梨県の山伏峠に水源を発し、津久井湖につながる相模川水系の一級河川であり、新緑や紅葉等の四季折々の変化を見せる渓谷や原風景が広がっています。
流域全体に渡ってみどり豊かで、南西部は丹沢大山国定公園に指定されているほか、神奈川県内の水源かん養林や、多様な生物の生息・生育地として貴重な地域となっています。
境川流域
境川流域は、豊かな自然環境に恵まれた源流域と、都市化が進行する下流域の2つの異なる特性を有しています。
源流域は、幾多もの沢が流れ、小松川や本沢が境川に繋がっています。また、城山地区では、谷戸の地形を活かした営農活動が行われており、人々の生活と自然が共生する里地里山の環境が広がり、多様な生態系がはぐくまれています。
一方、都市部は、都市的土地利用への転換に伴ってみどりが減少しており、コンクリート護岸による人工的な流れとなっています。
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