高齢者の肺炎球菌感染症定期接種
肺炎は日本人の死亡原因の上位となっており、特に高齢者の肺炎での死亡率は高くなっています。
日常生活で起こる肺炎の原因菌は、肺炎球菌が一番多いといわれており、その肺炎球菌には90種以上の型があります。この予防接種はそのうち23種の型に対してワクチンの効果があります。
接種を希望される人は、予防効果や副反応などについて、十分に理解したうえで、医師と相談し接種をお願いします。
対象者
(1)または、(2)に該当する相模原市民で、予防接種を希望する人。ただし、過去に23価肺炎球菌ワクチンの予防接種を受けたことがある人は、対象外です。
(1)65歳の人
平成26年度の制度開始から実施された経過措置が令和5年度で終了し、対象者は「年度内に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる人」から、令和6年度以降は「接種日時点で65歳の人」となりました。
(2)60歳以上65歳未満の人であって、心臓・腎臓・呼吸器の機能又はHIVによる免疫の機能に高度(身体障害者手帳1級相当)の障害がある人
接種場所
協力医療機関で実施します。
申し込み
協力医療機関に直接お申込みください。
接種回数
1回
接種費用(自己負担額)
4,000円
費用の免除
市民税非課税世帯か生活保護世帯の人、中国残留邦人等への支援給付を受けている人は、そのことを証明する資料(免除要件確認資料)を医療機関に提示すると費用が免除になります。
免除要件確認資料(次のいずれかの書類で、接種日現在最新のものが必要)
- 介護保険料納入通知書(「年間保険料額の算出根拠」欄の「本人課税区分」・「世帯課税区分」の両方に「非課税」と記載されている人)
(注)介護保険納入通知書の再交付はできません。紛失しないよう、大切に保管をお願いします。 - 介護保険負担限度額認定証
- 生活保護受給票
- 本人確認証(中国残留邦人等支援給付受給者)
- 市民税課税証明書(住民票上の世帯員全員のものが必要で発行には1通300円の手数料がかかります)
その他
- 過去に23価肺炎球菌ワクチンの予防接種を受けたことがある人は、定期接種の対象外です。
- 本予防接種は、接種を受ける法律上の義務はありません。自らの意思で接種を希望する人のみに接種を行うものです。
接種にあたっての注意事項
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、以下の場合には本予防接種を受けることができません。
- 明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます)がある場合
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
- 23価肺炎球菌予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシー(全身性のアレルギー反応)を起こしたことがある場合
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合
予防接種を受けた後の一般的な注意事項
予防接種を受けた後30分間は医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがあります。
- 1週間は副反応出現に注意しましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこするのはやめましょう。
- 接種当日はいつも通りの生活をしてかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
- 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
持ち物
接種当日には次の持ち物を持参してください。
- 健康保険証など住所・年齢などが確認できるもの
- 60歳以上65歳未満の人は身体障害者手帳1級の写しなど
- 費用の免除に該当する人は介護保険料納入通知書など免除対象に該当することが確認できる資料
関連情報
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電話:042-769-7201(感染症対策班)
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