相模原市立学校教育目標
相模原市立学校教育目標は、相模原市の教育方針を明確にし、全ての学校の教育指針となるものです。
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未来を創造し、未来に生きゆく子どもたちが、人間尊重の精神を基盤に自由と平和を愛する心豊かでたくましい人間として伸び育つことは、いつの時代でも変わらない人々の願いである。
少子・高齢社会の進行や国際化、情報化の進展、産業・就業構造の変容などに伴い、人々の生活様式や価値観などがますます多様化・高度化・複雑化していくものと予測される。
そういう中にあっては、自己を確立し、社会の一員として行動するとともに、国際社会との協調や連携を積極的に進めることが望まれる。また、物事への的確な判断に基づいて、主体的で柔軟に対応する力と態度を身につけ、より創造性豊かに生きていくことが大切になる。
相模原の風土で育まれる“さがみっ子”には、まず、自分の周りの人々とのかかわりを強めることから、より多くの人々へと思いを広げてもらいたい。さらに、認め合い励まし合いながら、生きる意欲を燃やし続け、知恵と力をあますことなく出しきって、「家族や郷土を愛し 広く世界に目を向け 自ら学び 心豊かに生きる人」を人間像として、次世代を担う人として大きく伸びてほしい。
1 心とからだをきたえ、たくましく生きる人になる。
人間はだれでも心身ともに健康で、活力に満ち、充実した人生を送ることを願っている。その実現のためには、健康に留意して積極的に身体を鍛え、豊かな心と強い意志を持ち、自らの目標に向かって不断に努力することが大切である。生きることに喜びを感じながら、自分の人生を切り開いていく態度と行動力を身につけた人間を育成したい。
2 自ら学び、美を求め、個性ゆたかに生きる人になる。
生涯にわたって学び続けることが望まれる社会においては、自己の感性を磨くとともに能力の可能性を探りながら、自分の個性にあった生き方をすることが大切になる。自ら学ぶ意志と能力を伸ばし、真理を求める心、美しいものや崇高なものに感動する心を持ち、個性豊かに生きていく人間を育成したい。
3 人や自然とのふれあいを大切にし、思いやりのある人になる。
人間は自然界の一員として、その摂理にそって生きている。一方、人間相互のコミュニケーションをぬきにしては生きていくことのできない社会的存在でもあり、自然や人とのふれあいから学んでいくことが大切になる。生命を尊重する心、感謝の心、つくす心などを大きく育て、思いやりのある豊かな心を身につけた人間を育成したい。
4 みんなで考え、すすんで働き、よりよい社会をきずく人になる。
人間は社会的存在であり、社会は人間相互の営みによって成り立っている。したがって、一人ひとりの人間には積極的な社会参加が求められる。よりよい社会を築くためには、お互いの立場を尊重し、積極的に意見を出し合いながら問題解決に努めることが必要である。社会の一員としての義務と責任の自覚を高め、お互いに協力しながら進んで働く人間を育成したい。
5 緑と青空のまち相模原を愛し、広く世界に目を向ける人になる。
本市は、郷土相模原の自然や文化を大切にしながら、さらに豊かで潤いのある、しかも風格のあるまちづくりを推進している。この相模原に住む自分自身と、自分にかかわる人々や、周囲の自然を愛し、同じ気持ちで国を思い、文化や伝統を尊重していく心を大きく育てる必要がある。そのことを基盤に世界の文化へ目を開き、広い視野に立って、国際協調、連帯に努め、人類の恒久平和を希求する人間を育成したい。
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