1. 津久井地域との合併について
A 1市2町の合併について
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 飛び地合併で一体感のある行政や住民サービスができるのか。 意見数:14
- 飛び地合併になった時のデメリットをきちんと住民に説明してほしい。 意見数:4
- 飛び地で合併すると中核市相模原の風格が失われる。 意見数:4
市としての考え方
現在進めている1市2町の合併協議は、あくまでも1市4町の合併に向けての先行協議と考えています。城山町を含めた1市3町、また藤野町とも合併協議会を設置し、協議を進めていくことを合意しております。もし、「飛び地」になった場合でも、例えば保健所の仕事について、現在の津久井町、相模湖町の地域は、中核市である本市が行うこととなり、城山町と藤野町の地域は、従前どおり津久井町にある県の保健所が行うことになりますが、県ともよく相談し、住民サービスの水準を確保してまいります。また、将来のまちづくりを進めるにあたり、本市と津久井・相模湖地域を結ぶ道路を新たに計画する場合などには、両地域間にある城山町との協議が必要となりますが、現在本市と城山町は一つの都市計画区域となっていますので、一体の都市として整備等を行う必要があることから、引き続き城山町との協議を行います。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 1市2町の先行合併が最善ではないことを承知しているなら、最善な方法を考えて合併すべきである。 意見数:1
- 1市2町で先行合併を要請されたからという口実で1市2町飛び地合併を強行したことは、市民の合意は得られない。城山町が後から合併するとは限らない。 意見数:4
- 飛び地合併をすることで城山町に対し、合併の圧力をかけることになり、城山町の住民感情を刺激し、合併の協議に悪影響を及ぼす。 意見数:1
- 元々津久井郡4町から申し入れがあった話を4町内で足並みが揃わないのであれば、立ち止まる、または、白紙に戻した方が良い。 意見数:10
市としての考え方
城山町を含めた1市3町については、2月18日に「相模原市、城山町、津久井町及び相模湖町による法定合併協議会の設置及び合併協議に係る合意書」に調印がされております。また藤野町についても、同日「相模原市及び藤野町による法定合併協議会の設置及び合併協議に係る合意書」に調印がされ、この合意書に基づき、4月に1市3町、1市1町の法定合併協議会を設置することについて、それぞれの議会に提案しており、可決されれば、4月以降は法定合併協議会で、正式に協議がされることとなります。最終的に合併するか否かは、各市町の議会において判断されることになるものと考えております。
B 津久井地域との合併のメリット、デメリットについて
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 相模原市にとってのメリットがないのではないか。 意見数:31
- 特例法の期限をすぎて、城R町、藤野町があとから合併しても特例債が使えずメリットがないのではないか。 意見数:1
市としての考え方
合併によって、豊かな自然を併せ持つことにより魅力あふれる都市づくりが可能になるとともに、スケールメリットを活かした行財政運営の効率化が図られると考えています。また、地域交流によりそれぞれの歴史や文化が融合し、新たな発展の可能性が広がります。合併特例債は、国の財政支援措置の一つであると考えておりますが、その他にも支援措置が設けられております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併のデメリットが明確でない。 意見数:3
市としての考え方
相模原市の行政サービス水準に合わせることによる経費負担の増加が考えられますが、行政の効率化や人件費の削減効果などとともに国からの支援により対応できるものと考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併後、ゴミ処理施設、し尿処理施設の建設問題や津久井地域では森林地が多く消防に困難をきたし、デメリットではないか。 意見数:2
市としての考え方
合併後、清掃施設の配置計画を策定し、より効率的な収集・処理体制の構築を図ってまいります。また、消防業務につきましても、住民生活に支障のないよう対応してまいります。
C 市長の姿勢・公約について
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 市長選挙では合併は争点ではなかったはず。 意見数:17
市としての考え方
市長選挙においては、それぞれの候補者が合併についての考え方を示していたものと考えております。市長は、8つの重点目標と65の主要施策を示し、これらの中で津久井郡各町との合併について、述べております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 市長選挙の結果をもって合併賛成とはいえない。 意見数:12
市としての考え方
市民の皆様の合併に関する考えについては、市長選挙結果以外にも、昨年11月に実施したアンケート調査の結果やタウンミーティング、説明会などを実施し、市民の皆様からいただいた多くの意見の内容を総合的に判断していくものと考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 市長は急いで合併を進めるようなことはしない、皆様の意見を伺いながら取り組みます。と言っていたのに、公約違反ではないか。 意見数:6
市としての考え方
市民の皆様のご意見を伺うために、市民参加による合併協議会を開催しているほか、2月19日から2月27日までに市内23の公民館で説明会を開催いたしました。市民の皆様と意見交換するとともに、広報紙や協議会だより、ホームページなどにより合併についてのご理解をいただけるよう努力しているところです。
D 新市への期待について
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 政令市になればネンリンピックやスポレク大会に市単独で出場でき、高齢者の生きがいの一つとなる。 意見数:1
- 政令指定都市への移行ができるように資格を得る良い機会。 意見数:5
- 合併により国や県に対して発言力が強化するのではないか。 意見数:1
市としての考え方
政令指定都市は、都市として最も自立した権限を持つ都市制度であると考えております。合併した場合の特例措置として講じられている人口70万人以上との要件もございますが、本市としては中・長期的な視点で検討すべき課題であると考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 将来を見越しての行政改革の一端として、1日も早い新市誕生を望む。 意見数:12
市としての考え方
将来にわたって相模原・津久井地域が発展していくためにも合併による事務事業の統合などスケールメリットを活かした行財政運営の効率化に努めてまいります。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 緑と湖を持つ津久井町、相模湖町と合併することで、ライフスタイルに幅が出る。自分の郷土となり心が豊かになる。 意見数:2
市としての考え方
水源地域の優れた自然や地域固有の歴史、風土、文化などを守り育て、様々なライフスタイルに応じて活用し、心の豊かさを実感できる地域づくりを図っていくことが大切と考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 産業も重厚長大型だけでなく、精密や、バイオなど分野も広がり、豊かになるのでは。 意見数:1
市としての考え方
豊かな自然環境や交通の利便性など首都圏における立地特性を活かして、多様な産業の振興を図るため、企業誘致を進めるなど産業の創生に努めてまいります。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 水源地と観光資源の確保や環境政策をより効率的に進める上でメリットがある。 意見数:3
市としての考え方
都市部と水源や森林など豊かな自然を併せ持つことから、その特色を活かして、人々の交流を促進し、やすらぎと魅力ある観光産業の振興に努めてまいりたいと考えております。
また、豊かな自然環境を活用した体験型の環境教育・環境学習など、自然との共存を目指した施策の充実が図れるものと考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併後、トロント市、無錫市のほかにも友好都市を増やしてはどうか。 意見数:1
市としての考え方
今後、新たな友好都市との交流につきましては、広く市民皆様のご意見を伺いながら検討して進めてまいりたいと考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 城山町との合併は連続性があるので賛成。 意見数:1
市としての考え方
城山町を含めた1市3町については、2月18日に「相模原市、城山町、津久井町及び相模湖町による法定合併協議会の設置及び合併協議に係る合意書」に調印がされております。4月に1市3町、1市1町の法定合併協議会を設置することについて、それぞれの議会に提案しており、可決されれば、4月以降は法定合併協議会で、正式に協議がされることとなります。
E 他市との合併について
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 町田市や座間市、大和市などと合併すべきだ。 意見数:8
- 米軍基地問題をかかえる周辺市町村との合併で総括的に基地問題に取り組むべきだ。 意見数:1
市としての考え方
合併は相手があって初めて可能となるものと考えています。津久井地域以外からは、今のところ具体的な動きはありませんが、基地問題をはじめ様々な広域的な課題については、今後も周辺自治体と連携しながら取り組んでいく必要があると考えております。
F 合併後の制度について
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 精神障害者にも重度心身障害者等福祉手当を出してほしい。 意見数:1
市としての考え方
精神障害者の方につきましては、平成16年度から重度障害者医療の適用を始めました。重度心身障害者等福祉手当につきましては、合併とは別に検討していくものと考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 障害者等の医療費助成、福祉タクシー、自動車燃料費助成は合併後も現状通り改悪されないようにしてほしい。 意見数:1
市としての考え方
障害者等の医療費助成、福祉タクシー、自動車燃料費助成については、合併に伴う制度改正は考えておりません。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併後の地域自治区や地域協議会への報酬はなしとなっているが、交通費等も支払わないのか。 意見数:1
市としての考え方
報酬については、無報酬としておりますが、交通費等の費用弁償については、今後検討してまいります。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併後の住民サービスの多くが相模原市を基準にするとあるが、介護保険料は相模原市が一番高い。下水道料金など公共料金の受益者負担も一番多い。 意見数:1
市としての考え方
住民サービスや住民負担については、1市2町で違いがみられますが、相模原市への編入合併であることから、基本的には相模原市の制度に統一することとしております。なお、介護保険料は、介護保険法により3年毎に事業計画を策定して算定することとされており、新市としての保険料は、平成17年度に合併後を想定して策定する第3期事業計画(平成18年度~20年度)において算定することとなります。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 津久井町、相模湖町は議員数が減って、地域の声をどう扱うのか。また必要な事項が後回しになるのではないか。 意見数:4
市としての考え方
津久井町、相模湖町の住民の意思を行政に反映させる仕組みとして、地域自治区(新たに設けられた制度です)を活用することとしております。地域自治区には、市長が選任した住民で構成する地域協議会が置かれるとともに、地域住民に身近な行政サービスを提供する「地域自治区の事務所」が、現在の各町役場に設置され、市長は地域協議会の意見を聞くことになりますので、様々な住民の意向を行政施策に反映することができるものと考えております。なお、地域自治区は5年間の予定で設置することとしております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併後、衰退する農業・林業への補助金的なものが、ちゃんと計上できるのか。 意見数:1
市としての考え方
水源地域を有する豊かな自然環境を生かした農林業の振興など、地域特性を活かした産業創生に努めてまいります。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 県が負担していた事業を市が引き継ぐことになると聞いたが、その金額は? 意見数:1
市としての考え方
2町が合併すると、いわゆる中核市事務や保健所事務等を本市が行うこととなり、約2億5千万円の影響が見込まれます。
G その他
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 現状でさえ広すぎて不便が多いのに、合併によって更に広域になり、サービスが低下するのではないか。市域は小さい方がいい。 意見数:25
市としての考え方
現在、合併の有無にかかわらず、市民が主体的に身近な地域で課題解決などを行う仕組みと、それに対応した行政の体制づくりである都市内分権の検討を進めております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 国のいいなりになっている。合併特例法の適用期限内にと強行するのは、政府の国民を無視した三位一体改革などにみられる財政政策と同じである。 意見数:4
市としての考え方
市町村合併は、市町村の自主的な判断により、議会の議決を経て決定されていくものです。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 町にはそれぞれの文化や歴史があり、それを無視した合併は認められない。 意見数:2
市としての考え方
合併後も各町の文化や歴史を尊重しながら、地域の特性を生かしたまちづくり等に取り組んでいくことが大切であると考えております。
政策(案)に対する意見等(要旨)
- 合併問題は、市の総合計画に記載されていないので、改定した上で進めるべき。 意見数:1
市としての考え方
相模原市21世紀総合計画では、「広域交流都市を形成します」とされており、施策の方向性として近隣自治体との連携を一層強め行政サービスの向上を図ることとしています。このたびの合併協議はこうした考え方を基に進めているものと考えております。
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