スプレッダーその1

救助隊（きゅうじょたい）の秘密（ひみつ）兵器（へいき）のひとつで、交通（こうつう）事故（じこ）で車（くるま）のドアがあかなくなったときなど、いろいろな救助（きゅうじょ）活動（かつどう）で使（つか）います。
すごいパワーで先端（せんたん）が開（ひら）いたり閉（と）じたりします。

使（つか）うときは、油圧（ゆあつ）ポンプ（写真（しゃしん）左側（ひだりがわ）、オレンジ色（いろ）の四角（しかく）い機械（きかい））とスプレッダーをホースでつなげます。ちなみに、写真（しゃしん）のスプレッダーの上（うえ）の機械（きかい）は「カッター」です。
では、実際（じっさい）にスプレッダーを開（ひら）いてみましょう。

スプレッダーは、重（おも）さが25kgくらい（なかなか重（おも）たいですね！）あるので、しっかりともちます。
閉（と）じた状態（じょうたい）から開（ひら）くと・・・

80cmくらいまで開（ひら）きます。
開（ひら）く力（ちから）は約（やく）20トン閉（し）まる力（ちから）は約（やく）8トンです。
では、実際（じっさい）に使（つか）っているところを見（み）てみましょう。

車（くるま）の後ろのドアが開（ひら）かないようです。
こんなときに使（つか）います。

すきまにスプレッダーの先端（せんたん）を入（い）れて、グッとひらきます。

少（すこ）しずつ開（ひら）いてきました。

ここまで開（ひら）けば後（あと）はドアを開（あ）けて中（ちゅう）の人（ひと）を助（たす）けるだけ！
車（くるま）の事故（じこ）といったら「スプレッダー」！