第9回 「女性新米消防士 パート1」
平成29年度に女性消防士となった栗田消防士から、この職業を目指した理由、消防学校や現場配属のことなど、2回にわたり質問形式にてお伝えします。
Q1 消防士を目指した理由はなんですか?
A1 以前、民間の会社で働いていたときに、大怪我をして救急車を呼んだことがありました。意識がもうろうとして不安な中、救急隊員の方が私の手を強く握り、「大丈夫ですよ」と声をかけ続けてくれたことで、心の温かさを感じました。この時、私も人の役に立てる消防の仕事に就きたいと考え、消防士を目指しました。
Q2 消防学校の研修環境はどうでしたか?
A2 消防学校は、月曜日から金曜日まで宿泊で研修をしています。土日祝日は休みになり、自宅に帰れます。宿泊する寮は、女性のみの4人部屋ですが、室内はそれぞれパーテーションで区切られた半個室でプライバシーが確保されています。もちろん、机も置いてあり勉強に集中できます。寮の中にある共有スペースで訓練の復習や談話をしたりと、自然にコミュニケーションがとれ、研修しやすい環境でした。
Q3 消防学校と現場配属で違ったところはありますか?
A3 消防学校は規則正しく時間も厳しく決められていました。また、授業では消防活動の基本を教わりました。一方、現場では、ひとつとして同じ災害はなく、臨機応変な対応や応用が求められます。災害現場では、1分1秒を争う場合もあることから、消防学校での「基本」と現場の「応用」との違いに戸惑いを感じています。
まだまだ未熟者ですが、消防学校教官の「自分で限界を決めるな。」との言葉を胸に、最初から出来ないと決め付けず、何事にも積極的に取り組むことを心掛けていきます。
次回は配属先で学んだことや今後の目標について、お伝えします。
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