第17回 「消防情報人物紹介」インタビュー!!この人に聞いてみたい
相模原消防のゲンキな女性 Vo.3 矢吹 都さん
今年で採用6年目を迎え、現在、仕事と子育て奮闘中の矢吹 都さんを紹介します。
消防隊を経験し、産前産後休暇と育児休業を経て、復職後は査察指導課に配属されています。
査察指導課の主な業務は火災予防
私が所属する査察指導課は、火災予防に関する仕事を行っています。
主な業務としては、消防法に基づいて、適切に消防用設備等が設置されているかどうかを検査したり、市民へ防火・防災に関する指導をしたりしています。
育児休業から復職する際は職場のサポートがありました。
育児をしながらの仕事は、想像していた以上にハードですが、周囲の理解やサポートのおかげで両立することが出来ています。困った時は、信頼できる上司や同僚、さらには多くの先輩ママが味方となってくれます。
現在、育児をしながら勤めていますが、復職時は幼い子どもと離れる不安や、果たして仕事をこなしていけるかどうか不安なことだらけでした。復職初日は、大袈裟かもしれませんが、未知の世界に来たような、そんな感覚になりましたが、職場の方々が温かく迎えてくださったおかげで、「よし、また頑張っていこう」と前向きな気持ちになれたのを覚えています。
福利厚生が充実していたから仕事を継続できました。
相模原市では、子育てを行う職員の支援について、積極的に取り組んでおり、様々な制度が確立されています。私が利用する部分休業は、最大2時間の部分休業が可能なため、子どもの保育園の送迎も安心して行えます。その他に、子どもの病気などを看護するための特別休暇があり、利用しています。家庭や子どもの状況に合わせて、制度を選択し、出産後の仕事を継続することが出来ています。
(1)健康診査(特別休暇):妊娠中の健康診査を受ける場合に取得できる特別休暇です。
妊娠中の検診は概ね14回あるため、とても助かる制度です。
(2)産前産後休暇:出産の前後8週における母体保護のための特別休暇です。
(3)育児休業:3歳未満の子を養育するための休業です。
(4)育児短時間勤務:1週間当たりの勤務時間を短くする制度です。
(5)部分休業:1日の勤務時間の一部を勤務しないことができる制度です。
(6)子の看護:風邪をひいたとき、予防接種を受けさせる場合に利用できる制度です。
小さいうちは風邪をひきやすいこともあるため、助かる制度です。
母親としての視点が業務に生かせるように
火災を予防するために、消防訓練の指導を行うことがありますが、その中で、保育園や幼稚園など幼い子どもが通う施設の方から、訓練の内容について相談があった時は、母親としての視点を取り入れつつ、有効な訓練を実施してもらえるように、助言や提案が出来るようになりました。
今後は予防に関する知識を深めたい!
建物によっては、複数の消防用設備等が必要となるため、「本当に必要なのか」と問われることもあり、難しく感じる反面、納得してもらえた時には達成感を感じることが出来ます。私たちの業務は、火災現場で活動することはありませんが、何よりも大切な市民の生命、身体、財産を火災から守るという目的は変わりません。火災予防の重要性を、より深く理解してもらえるように丁寧な説明を心掛けながら、日々勤務していきたいです。
働き続けるうえで結婚や育児、介護などライフステージにはさまざまな変化があると思います。
育児と仕事の両立は想像以上にハードですが、家庭の実情にあった制度を利用して自分らしく無理なく働いていけるとよいと思います。安心して働き続けられる職場環境、相模原市消防局であなたの力を生かしてみませんか?お待ちしています!
【記事作成】令和3年3月14日 緑が丘分署2部消防隊 佐々木
※本記事は撮影のため一時的にマスクを外しています。
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