第7回 「一緒に働きませんか」
相模原消防には、男性職員だけでなく女性職員も活躍しています。女性職員が活躍している場面もさまざまで火災や救急などの要請に対応する「警防」、火災を未然に防ぐ「予防」、119番通報を迅速に受付ける「指令」など多種多様です。
今回は相模原消防の女性消防士第1号のひとりである、現在、予防課消防設備班水野担当課長にお話を伺いたいと思います。
予防課の水野が担当します。
平成29年10月28日(土曜日)、横須賀市ソレイユの丘でかながわ消防フェア2017in 横須賀が開催され、女性採用広報ブースに参加してきました。ブースではこれから就職を考える方に不安解消のため、県内女子職員20名以上が集まり体験談を披露しました。救急隊や消防隊など現場に配属されている職員がどのように働いているのかなど、女性の少ない職場ならではの「あるある」など交えて和やかに進行しました。市民から寄り添った対応が喜ばれたことなどが共感を呼んでいました。
採用された時期と現在の女性職員の職場環境はどう変化していますか。
私は、本市で初めて採用された女性消防職員のひとりです。採用されてすぐに消防学校に行かせてもらいました。最初は事務吏員でしたが、女性消防士の深夜業務が解禁されてから変更をし、当直勤務にも配置されるようになりました。現在だと当直業務よりやや日勤業務が多くなってきたでしょうか。
本市では女性活躍推進法が施行されてから特定事業主行動計画を策定し、消防局での女性の割合を2.8%から令和元年度までに3.7%に引き上げるとの目標を持って取り組んでいます。採用推進のため、職場見学の提供や仮眠室などの整備も進んでいます。私も安心して働ける職場づくりのために、できることはどんどんやっていこうと思っています。
相模原消防を志望したきっかけをお聞かせください。
私自身、もともと公務員志望でしたが、就職説明会で消防の方から「感謝され、やりがいのある仕事」と聞き、予防行政にも興味があって応募を決意しました。最初は幼児向けに紙芝居や人形劇など防火講話・避難訓練を担当していましたが、環境が整ってからは現場配置になり、周囲の協力もあってだんだんと慣れていきました。市内では女性消防団員も15年以上活動しており、消防に携わる女性の存在は認知されてきています。
やがて避けて通れないのがリーダー役です。指揮系統があるなかで現場活動に携わるようになると、隊長代行を務める機会も出てきました。当然ながら周囲は男性ばかり。それでもそこはチームワークを大切にする職場。辛かったり危険だったりする現場もいつも共にするメンバーに助けられてきました。いつか恩返ししたいと思います。
これから消防を目指すみなさんへ一言お願いします。
消防の仕事は外から見るより地道な準備の積み重ねで成り立っています。その役割はさまざまですから心配はいりません。女性もそれぞれの年代、それぞれの持ち場で一翼を担っています。まだまだ人数も少なく、ときに仕事とプライベートの両立に悩んだりしながら懸命に働いています。
消防に興味を持って志望される方を歓迎します。一緒に働きませんか。
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