(4)消防車は水を出して何ぼです。
安養消防士の運転技術は、ずいぶん上達してきました。
師匠の先輩機関員も緊急走行以外の運転は安養消防士に任せています。
機関員にとって大切なのは、運転技術はもちろん、迅速で的確な消防ポンプ操作技術です。
消防ポンプ操作とは、消防車のポンプにより消火栓などの水利から吸水し、消火のために放水すること。火災現場で、機関員がこのポンプ操作を確実に行うことが、早期に火災を鎮圧するために必要不可欠なのです。
安養消防士が運転に慣れたころから、ポンプ取扱訓練を開始します。
消防学校の初任教育で「消防ポンプ」や「消防機械器具」について学んだ安養消防士。授業を思い出しながら、先輩機関員と、水力学やパスカルの原理、ポンプの構造などについて復習します。
消防車で放水をするには、消防車のタンクに積載された水を使用するのか、防火水槽や消火栓を使用するのかなど、水源によって操作方法が変ります。
また、状況によっては他の消防車にホースを接続して放水したり、ポンプの圧力を見ながらもう一線延ばしたり(同じポンプで複数の放水口により放水する)と、臨機応変に対応していく必要があります。
機関員は、消防ポンプの特性・原理を把握して、火災現場で自由自在に放水できるようにならなければなりません。
安養消防士は先輩機関員とつきっきりで、今日も訓練を頑張っています!
安養消防士から
水を出せなければ消防隊は活動が出来ません。その重大な任務を任せてもらえるよう、日々訓練、勉強しています。
一日でも早く先輩に追いつけるように頑張ります。
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