相消(そうしょう)レター(5)
第5回は、119番通報を受信する通信指令室の千葉指令員からのお便りです。
「はい、119番消防です。火事ですか?救急車ですか?」
今日も相模原市消防局指令課通信指令室では、次々と119番通報が入り、指令員の声が響き渡ります。
ごあいさつが遅れました。皆さま、はじめまして。相模原市消防局指令課の通信指令室の千葉と申します。
私たち通信指令室では、24時間365日、休むことなく相模原市内全ての119番通報を受信しており、その件数は1年間におよそ50,000件、1日平均にして135件ほどで、年々増加しております。
本日は、膨大な119番通報の受け付けを担う消防緊急情報システムの紹介をさせていただきます。
通信指令室には、119番通報の受付から、災害発生場所の特定、災害種別の決定、出場部隊の選定、出場指令及び出場部隊との無線通信を行うなど、総合操作台である7台の「指令台」があります。「指令台」には、固定電話やGPS機能のある携帯電話からの119通報受付時に、発信地情報を照会し、瞬時に通報場所の特定を行う機能があります。
このため、119番通報を受信すると、通報者と会話中でも災害の発生場所と種類(火事や救急)が分かった段階で出場を指令します。
出場部隊の選定も、消防・救急車両の位置をGPSで把握していますので、災害発生場所に最も近い消防車や救急車から自動で選別します。
消防車や救急車に積載されているカーナビゲーションには、災害発生場所が表示され、無線通信による情報のほか、文字による情報の送信により現場活動を支援しています。
市民の皆さまの安全のため、1秒でも速く、確実な指令通信を行うのがわたしたち指令員の仕事です。
最後に少しだけよい子のみなさんと保護者の方にお願いがあります。
平成25年中には約400件のいたずら通報があり、その内の5%は実際に消防車や救急車が出動して現場の確認を行いました。
つい出来心でいたずらをしてしまった、操作を間違えて119番してしまった、あるいは、ポケットの中のスマートフォンからたまたま発信されてしまう場合なども増えています。
指令員は通報された方の安全を確認するため、必ず折り返しの電話をいたしますので、電話に出て状況をお話しください(119番通報は、指令台で切断しないと切れません。)。
何事もなければそれが一番です。通報の時点でいたずらや間違いとわかれば、消防車や救急車を出動させることもなく、災害が発生した場合に、迅速で万全な対応をとることができます。特に、お子さんたちには、「いたずら電話をしてはダメだよ。」と、教えてあげてください。ご協力をよろしくお願いします。
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