相消(そうしょう)レター(23)
相消レター(23)天ぷら火災
皆さんこんにちは、予防課の奥山です。
今回は、「天ぷら火災」についてお話ししたいと思います。
「天ぷら火災」といっても、美味しい「天ぷら」から出火するものではなく、揚げ物中、目を離した隙に発生した火災のことをいいます。ちなみに私は、エビやアナゴ、ナスの天ぷらが好きです。
「天ぷら火災」は、全国で毎日のように起っています。昨年、相模原市で発生した火災の原因では、放火(放火の疑いを含む)、たばこに続きワーストランキング3位で、毎年上位にあがっています。
さて、「我が家はIH調理器だから」とか、「ガスコンロだけどSIセンサー(過熱防止装置)が付いているから」、火事にはならないと思っておられる奥様はいませんか?
IH調理器でもSIセンサーが付いているガスコンロでも、取扱説明書に書いてある「揚げ物の時の油の量は500ml以上」や「反りのない鍋を使用して下さい。」などの注意事項を守らないと、火災になる可能性があります。
なぜ天ぷら火災が起ってしまうのでしょうか。
「油の温度があがるまで」とうっかり、
- 他の家事をしてしまった。
- かかってきた電話や来客に対応してしまった。
- おもしろいテレビが始まったので、見入ってしまった。
古い揚げ油を処理しようと、凝固材を入れコンロにかけていたことを忘れてしまった。
SIセンサーが付いていない側のコンロを使ってしまった。
など
「↑こんなことしてしまったことがある」、「火事にならなかったけど煙がモウモウと立ち上がっていた」という奥様はいませんか?
天ぷら火災は、すべて油を加熱したまま場所を離れたために発生しています。
この他にも、焼き魚グリルの清掃不良や、受皿への水の入れ忘れにより出火することもあるので、「調理中はその場を離れない」、「離れるときは必ず火を消す」を徹底しましょう。
万が一天ぷら火災になったら・・・
- 水での消火は絶対にしないでください。水蒸気爆発が起こり大火傷を負うばかりでなく、火災が拡大します。
- マヨネーズを投げ入れるとか、クズ野菜を入れるなどの消火方法がテレビなどで紹介されることがありますが、消火器で消すのが一番確実です。
住宅用消火器やエアゾール式の消火具などを準備して万が一に備えましょう!
『付けて安心 住宅用火災警報器』
住宅用火災警報器は、全ての住宅に設置が義務付けられています。そろそろ交換の時期ではありませんか?作動確認をお願いいたします。
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