熱中症に注意! ~坂田隊員~ (11)
気象庁から発表された暖候期予報によりますと、今年の夏は関東から東海でかなり暑くなりそうとのこと。
5月も暑い日が続いています。つい先日まで街にはダウンジャケットを着て背中を丸めて歩いていた人ばかりだったのに…季節の移り変わりは早いものですね。
日本の夏といえばスイカ、カキ氷、花火、冷やし中華・・・そして『熱中症!』
この季節、私たち救急隊が多くの熱中症症例に遭遇する時期でもあるのです。
さて、『熱中症』とは、暑さによって、体温調節機能が乱れたり、体の中の水分と塩分が不足し、熱を体外に放出できなくなってしまう状態のことをいいます。
症状としては、
- 体がだるく力が入らない
- 頭が痛い
- 気持ちが悪くフラフラして立っていられない
- 手足のしびれや痛み
更に進行すると
- けいれん
- 意識障害
などの症状があらわれます。
暑い日に活動するときは、涼しい所で休んだり、水分や塩分をこまめに摂ることで熱中症を予防することができます。
特に高齢者や子ども、激しい運動をしている方などは熱中症になりやすいので、周りの方の注意が必要です。
実は、私も学生時代に部活動の練習中に熱中症になり、手足のしびれと頭痛、ふらつきで倒れたことがあります。その時は、風通しの良い日陰で休ませてもらい、スポーツドリンクを飲み、数時間で回復することができました。
しかし、意識がなかったり、けいれんしているような時は、すぐに救急車を呼んでください。
暑い夏は、体にこたえますが、塩をかけたスイカやカキ氷は、熱中症予防にとてもよいのかもしれませんね。それにキリッと冷たい冷やし中華!想像していたら夏が楽しみになってきますね。
皆さんもしっかり熱中症対策をして、間もなく訪れる暑い夏を楽しく乗り切りましょう!
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