子どもたちに心のケアを
「家庭でできる心のケアのヒント」
子どもたちは、災害発生時だけでなく、繰り返す余震の体験や、テレビ等で繰り返し流される災害の衝撃的な映像を目の当たりにすることで、不安を抱いています。多くの場合は、時間が経つと、自然に回復しますが、子どもたちを見守る上でのヒントをご紹介します。
こどものストレス反応
発達過程にある子どもは、大人とは異なる反応を示すことがあります。
- こころの反応
一人でいるのを怖がる、怒りっぽい、急に興奮する、自分を責める、無力感を感じる、夜泣き、寝付きが悪くなったり、何度も目を覚ましたり、いやな夢を見たりする など - からだの反応
発熱、食欲不振、頭痛、腹痛、吐き気、脱力感、ぜんそくや皮膚炎などのアレルギー症状の悪化、風邪を引きやすくなる など - 生活や行動の変化
無表情、無関心、ふざける、おどける、泣くことができない、赤ちゃん返り、甘えが強くなる、反抗的・粗暴な言動がある、大人の気を引く行動、年齢不相応に大人びた態度をとる、トラウマの原因となった「できごと」に関連した遊びを繰り返す など
家庭でできる心のケアのヒント
まず最初に子どもを安心させてあげましょう
出来るだけこれまでどおりの生活リズムを保ち、安心させてあげましょう。守られているという感覚が回復の助けになります。子どもが理解できる言葉で事実を話すこと、子どもが一人になる時間は極力減らすことを心がけましょう。赤ちゃん返りやふざけたりと、行動に変化があってもむやみに叱ったり突き放したりせず、受け止めてあげましょう。「抱っこ」や「さする」などのスキンシップも子どもに安心感を与えます。子どもに繰り返し災害の報道を見せるのは控えましょう。
話をじっくり聞いてあげましょう
子どもが話したいときに、じっくり耳を傾け子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。しかし無理に聞きだすことは避けましょう。悲しみ、怒り、不安を感じることは普通のことであると伝えてあげましょう。また、がんばり屋のお子さんは、負担が大きくなりすぎないように気をつけてあげてください。
子どもの活動の場をできるだけ確保しましょう
子どもの負担にならない程度の手伝いや役割を分担してもらい、ほめられ、貢献しているという気持ちを持つことは回復に役立ちます。友達とのコミュニケーションや、スポーツの場に参加し、楽しく過ごすことは、信頼感の回復につながります。また、遊び、お絵かき、作文などで自由に気持ちを表現することは、「できごと」を心の中で整理する助けになります。
ご自分へのいたわりも大切に
まずはあなた自身の休養をきちんと取りましょう。一人でがんばりすぎず、信頼できる人に相談しましょう。
地震に関する子どものこころのケア相談
地震に関連した子どものこころのケアについてのご相談をお受けいたします。
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電話 042-769-9221 - 南子育て支援センター
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電話 042-775-8815 - 精神保健福祉センター
電話 042-769-9818
平日(月~金)の午前8時30分~午後5時15分
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