消防・救急・防災・交通安全 よくある質問
質問溺れた人に対する応急手当の方法について知りたい。
回答
溺れて意識がない人に対する応急手当
- 腹部を圧迫して水を無理に吐かせる必要はありません。
- 反応と普段どおりの呼吸が確認できなければ直ちに心肺蘇生を開始してください。
- 心肺蘇生の必要な状態であっても、訓練された専門家でなければ安全な場所まで傷病者を移動させてから手当を開始してください。
- 溺水の場合も通常の心肺蘇生の手順に従って実施してください。ただし、溺水では呼吸ができず低酸素になり心停止に陥っていることが多いです。このような場合には、肺から酸素を送り込むことが重要であり、人工呼吸ができる技術と意思があれば人工呼吸を実施してください。
- 飛び込みや水面をたたきつけられた後の溺水では頚部の外傷を疑いますが、心肺蘇生が必要あれば、頚部の固定より心肺蘇生を優先してください。
注意
現在、新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、心肺蘇生の手順が一部変更されております。成人の心肺蘇生については、人工呼吸を行わず、胸骨圧迫(AEDを含む。)のみの実施となります。その際、エアロゾル(ウイルスなどを含む微粒子が浮遊した空気)の飛散を防ぐため、胸骨圧迫を開始する前に、ハンカチやタオルあれば傷病者の鼻と口にかぶせるようにしてください。また子どもについては、心停止の原因として呼吸障害が多く、人工呼吸の必要性が高いことから救命講習等を受講している場合には、人工呼吸の技術と意思があれば、胸骨圧迫と人工呼吸を実施するようにしてください。
溺れた人に呼気を吹き込んだ時、水を吐いた場合の応急手当
- 嘔吐が見られやすいですが、その際は首を横に向けて布やタオルや指などで口の中から吐物をかき出してください。
最終更新日: 2022年12月16日
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