消防団の活動について
消防職員になる前に消防団に所属していた中里副主任から消防団の活動についてお伝えします。
私は、消防職員になる前は地元の相模原市消防団相模湖方面隊第2分団に所属していました。相模原市の消防職員になるのが夢だった私にとって、消防団に所属したことで学ぶことが沢山ありました。
消防団は、常勤の消防職員が勤務する消防署とは違い、火災や水難事故、大規模災害が発生した時に、自宅や職場から現場に駆けつけ、その地域での経験を活かし、消火活動や救助活動を行う非常勤特別職の地方公務員です。消防団に所属する方たちは、「自分のまちを守る!!」という強い使命感に溢れています。そのことが、よくわかるのが東日本大震災です。現地の消防職員の手が足りない中、大活躍したのが消防団の方々です。メディアでも大きく取り上げられていたので、ご存知の方も多いかと思います。
では、私たちのまちを守る相模原市消防団は、災害活動のほか、どのような活動をしているのでしょうか。その取り組みをいくつかご紹介します。
出初式
相模原市では毎年1月初旬に開催される消防の仕事始めの行事です。消防八木節、はしご乗り、車両行進、一斉放水など様々な演目で防災意識の強化を市民の皆様に伝えています。
操法大会
消防車や可搬ポンプの基本的な操作方法の習得を目的とした、訓練方法で、タイムや動きの正確さを競う大会です。相模原市代表となり、神奈川県大会を勝ち抜くと全国大会に出場することができます。
そのほかの訓練
林野火災対応訓練や遠距離送水訓練など、年間を通して地域の特性に合った様々な訓練を行っています。
このほか、相模原市を災害に強いまちにするために火災予防の警戒や地域の自主防災訓練指導など様々な活動を行っています。
私が消防団に所属していたのは大学を卒業してから、消防職員になるまでの3年間ですが、消防団に所属したことで、相模原市が更に好きになりました。
なぜなら、消防団の方々全員が相模原市を愛し、災害から守るという使命感と情熱を持っていたからです。自分の故郷を守る、自分の家族が住んでいるまちを守る!この思いこそが災害に強いまちづくりの原動力なのだということを学びました。
消防職員となった今、消防団活動で学んだ郷土愛を大切に、消防団の方々とも連携しながら相模原市を守る力となれるよう今後も日々精進していきたいと思います。
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消防総務課
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