横浜ヘリポートにて神奈川県警察と連携訓練を実施しました
相模原市消防局津久井消防署では、平成29年10月31日(火曜日)から11月2日(木曜日)の3日間、神奈川県警察航空隊の横浜ヘリポートにおいて、神奈川県警察航空隊、神奈川県津久井警察署と連携訓練を実施しました。
津久井地域は豊かな自然があり、陣馬山や石老山、そして神奈川県内で最も高い蛭ヶ岳などを擁しており、多くの登山客で賑わっています。その一方で、人が集まればそれだけ山岳救助事故などのリスクが高くなっていきます。当署では、これらの山岳救助事故に安全・確実・迅速な対応をするため、日々訓練に励んでいます。
今回の訓練は、神奈川県警察と連携し、山岳救助事故による要救助者の救出を想定したもので、神奈川県警察航空隊の方に講義を頂いた後、3名1組が役割分担に基づき、実際に回転翼航空機(ヘリコプター)を誘導し、ヘリコプターから降下した航空隊員と協力し、ヘリコプターに要救助者を収容する訓練を行いました。
山岳救助事故は、一般の救助事故と異なり、現場に到着するまでに多くの時間が必要になります。市街地であれば10分前後で最寄の消防署から部隊が到着しますが、山岳救助事故の場合は119番通報を受け、場所の特定をしてから一旦集結場所に集まり、その後、起伏の激しい山道を進み現場に向かうため、到着するまでに何時間もかかるケースもあります。そして限られた人員と資機材での活動となり、とても過酷な救助活動になります。その分、救助を求める要救助者にかかる負担も大きくなってしまいます。少しでも要救助者の負担を減らし、迅速な救助活動を行うため、これからも日々訓練に励んでいきます。
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