自転車を利用される人へ
自転車は私たちにとって身近で便利な乗り物で、環境にやさしい交通手段です。相模原市は坂が少なく、平らな地形も多いため、自転車が通勤通学や買い物などに幅広く利用されています。
しかし、その便利な自転車も、ひとたび道路上にとめてしまうと、多くの人の通行の支障となるばかりか、人命に関わる大きな問題にも発展してしまいます。ルールとマナーを守って、正しく利用しましょう。
放置自転車はやめましょう
通行の妨げになります
駅前広場や道路・歩道などの公共の場所は、駐輪場ではありません。自転車が道路上に放置してあれば、車いすやベビーカーを利用している人にとっては、道をふさがれているのと同じことです。また、点字ブロックの上などに自転車が置かれていると、目の不自由な方の道を奪うことにもなるのです。
災害活動の障害となります
自転車が駅前広場や道路上に放置されると、救急車や消防車などの緊急車両が通れなくなるほか、災害時には、みなさんの避難の妨げとなってしまうなど、人命に関わる大きな問題となります。
街の景観が悪くなります
街に放置自転車が溢れることにより、景観やイメージを損ないます。また、放置自転車のカゴの中にゴミが捨てられるなど、汚れた街を作り出す要因ともなります。
(注)「放置」とは
自転車やバイクが駅前広場や道路・歩道などの公共の場所に置かれており、かつ、その利用者が車両から離れているため、直ちに移動できない状態をいいます(自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律第5条第6項、相模原市自転車等の放置防止に関する条例第2条第6号)。つまり、時間の長短を問わず、道路などに自転車を止め、置き去りにした瞬間に「放置」となります。
駐輪場を利用しましょう
市内全駅周辺に公共自転車駐車場(駐輪場)があります
通勤通学などで自転車を利用される場合は、最寄りの駅の駐輪場はどこにあるのか、事前に確認しておきましょう。また、電車やバスでお出かけの際にも、駅やバス停周辺の道路上には置かず、きちんと駐輪場を利用しましょう。市内の有料自転車駐車場は、1日100円で利用できます。
駅周辺の公共自転車駐車場については、「施設一覧 駐輪場」をご覧ください。
お店や施設の駐輪スペースを使いましょう
買い物などでお店や施設に行く場合には、お店の自転車置き場や駐輪スペースを利用しましょう。また、はじめの数時間を無料にするなど、比較的短時間の利用に便利な課金式の駐輪場も増えていますので、上手に使いましょう。
道路は駐輪場ではありません
駅周辺の公共の場所は放置禁止区域です
相模原市では、自転車やバイクの乗り入れが多い15の駅周辺を「自転車等放置禁止区域」に指定し、放置防止の指導や放置自転車などの撤去を通じて、良好な歩行空間の確保に努めています。
年間約6千台の自転車・バイクを撤去していますが、その費用の大半がみなさんの税金で賄われており、大きな負担となっているのです。詳しくは「自転車等放置禁止区域について」を参照してください。
撤去されてしまったら
駅周辺の公共の場所に置かれた自転車・バイクは、各駅ごとに決められた保管所へ移動しています。移動した日から起算して2カ月間保管し、引取りのないものについては処分します。引取る際には、移動・保管に要した費用の一部(自転車2,000円、バイク4,000円)を負担していただきます。詳しくは「放置自転車などの保管場所について」を参照してください。
一人ひとりがルールを守ろう
ルールを守って、安全・安心なまちづくりを
「他の人がとめているから」「ちょっとだけだから」といって無意識に放置してしまうと、皆さんの迷惑につながってしまいます。一人ひとりが意識して「歩道などにとめない」「他の人のことも思いやる」など、自転車を利用する上でのルールとマナーを守りましょう。
また、家族や友達同士でも注意しあって、道路などに自転車を放置しない意識を広げましょう。自転車を正しくとめることは、私たちができる快適なまちづくりの第一歩です。
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