健康・医療・衛生 よくある質問
質問ノロウイルスによる感染性胃腸炎について知りたい。
回答
感染性胃腸炎は、いろいろな病原体が原因となっているため年間を通じて発生しますが、例年冬期の胃腸炎はウイルス性のものが多く、その中でも多くの原因となっているのがノロウイルスです。
感染経路
カキなどの二枚貝類による食中毒のほか、感染したヒトの便やおう吐物も感染源となります。便やおう吐物から排出されたウイルスが人の手指や食品などを経て口に入ったり、乾燥した便やおう吐物の飛沫が空気中に舞い上がって経口感染することもあります。
潜伏期間
おおよそ1から2日。
症状
吐き気、おう吐、下痢、腹痛など。健康な人の場合、1から3日程度で治りますが、症状があるときにはかかりつけ医に受診することが大事です。
かかってしまったら
- 現在、特別な治療法はなく、症状を少し楽にする方法(対症療法)が行われます。十分に水分を摂取し、脱水症状に注意しましょう。特に免疫力の弱い乳幼児や高齢者は水分と栄養の補給に気をつけ、体力が消耗しないようにしましょう。
- 症状が治まっても2から3週間は便の中にウイルスが見つかることがありますので、他の人に感染を広げないよう十分注意しましょう。
予防
- 手洗いの励行が基本となります。トイレの後、調理の前、食事の前、オムツを換える前後は忘れずに手を洗いましょう。また、タオルは共用しないようにしましょう。
- 便やおう吐物は感染源と考え、手袋とマスクをつけて処理をしましょう。
- トイレや床、ドアノブなどの消毒は塩素系漂白剤を使用しましょう。
- 食品の調理の際は十分に加熱しましょう。
関連ページ
最終更新日: 2024年6月13日
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
疾病対策課
住所:〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらB館4階
電話:042-769-7201(感染症対策班)
電話:042-769-8346(予防接種班)
電話:042-769-8324(難病対策班)
ファクス:042-750-3066
疾病対策課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム