市立公文書館所蔵 歴史的公文書 常設展示
令和3年4月1日に市立博物館から市立公文書館に移管された旧相模原町域の旧村役場文書などの歴史的公文書について、その主な内容や特徴的な資料を展示します。
併せて、これら資料のうち、旧相原村文書の「電灯設置関係書」につながる資料や簿冊から旧相原村の電気事情とその設置の経過を明らかにします。
展示期間
- 日時 令和3年6月10日(木曜日)から10月20日(水曜日)(予定) 午前8時45分~午後5時
※休館日を除く。
今回の展示資料
旧相模原町の旧町村文書からわかること~相原村「電灯設置関係書」を事例として~
旧相模原町の旧村文書のうち、項目ごとに特徴的な歴史的公文書を展示します。
村政(村会関係)
明治期以降の訓令通達類は、戸長役場時代から引き継がれた「本郡諸達」(明治14年)が古く、上溝町(上溝村戸長役場)の明治22年の大日本帝国憲法は、金枠・金の菊の紋章を配した大判の官報(号外)になっています。昭和16年に相模原町が発足した際の条例、さらに昭和29年に市に昇格した際の書類なども併せて展示します。
- 主な展示資料
- 本郡諸達〔明治14年〕、町村制施行ニ関スル郡訓令通達書類(旧相原村文書)、
- 官報「大日本帝国憲法」〔明治22年〕、相模原町条例規程〔昭和16年〕(旧上溝町文書)
- 「相模原町」を「相模原市」とすることの申請〔昭和29年〕(旧田名村文書)
土地書類
明治期の書類で、最も古く、最も多く残されているのが、地租改正に関係する簿冊類になります。
地租改正は明治6年に開始されますが、相模原地域で一筆ごとの測量及び確認作業に入ったのが明治8年(「野帳」)で、地価取調帳や地価書上帳が作られ、地券を発行したさに地券台帳が作られ、地券請印簿(明治12年)も残されています。さらに、字ごとの切絵図(地租改正地引絵図)も作られ、地租改正事業が完結していきます。
- 主な展示資料
- 反別地価取調帳(旧大沢村)、野帳、田畑其外反別地価書上帳(旧田名村)、地券台帳(上溝町)、相模国高座郡上溝村地引切絵図(旧上溝町)
村会会議録及議決書は、昭和15年の地方税法の改正により、町村に独立税として自転車税・荷車税・犬税といった課税権が認められ、町村民税も独立税として措置されるようになったことを、昭和16年の当初予算で比較していくものです。
- 主な展示資料
- 町会会議録及議決書〔昭和13年~昭和16年〕(旧相原村、旧大野村、旧大沢村、旧田名村ほか)
勧業(産業)
三栗山造林事業は、湘南村(当時)にあった田名村有林の造林事業に関する文書です。添付図面から大正2年から13年にかけて植林されていることがわかります。
- 主な展示資料
- 三栗山造林書類〔大正12年〕、村有三栗山植林間伐関係書類〔昭和16年〕(旧田名村)
ロビー展示!「移りゆく さがみはら」~保存行政資料&広報的資料~
行政資料は、市が事業を行う上で作成又は取得した冊子や印刷物などで公表しているものです。
このうち、歴史資料として重要なものを「保存行政資料」として、公文書館で保存しています。
また、市の施策や事業の周知等を目的に、市が作成、又は取得したポスター・チラシやノベルティーグッズなどを「広報的資料」として収集保存しています。
こうした保存行政資料などを市民の皆様に気軽にご覧いただけるよう展示しています。
今回は、「移りゆく さがみはら」をテーマに合併から政令指定都市移行、区政施行10周年に関連する保存行政資料や広報的資料を展示します。
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