ヤマビルに注意!!
ヤマビルは、体長1.5~8センチメートル程度のミミズやゴカイの仲間(環形動物)です。色は赤褐色で背面に3本の黒い縦線を有しており、体の前後覆面に吸盤があり、しゃくとり虫のように移動します。ヤマビルは雌雄同体で吸血後、1~9個の卵塊を産んで繁殖します。なお、1卵塊あたり、平均6個体前後ふ化します。
シカなどの動物の血液を吸って生きており、人が吸血されることもあります。
その場合、1回あたり30分から1時間かけて約1ミリリットルが吸血され、吸血されている間は、ほとんど痛みを感じませんが、ヒルジンという物質を出して血液を固まらせないようにして吸血するため、血が止まりにくく、1時間以上出血が続きます。
普段は落ち葉のすき間など、じめじめしたところに生息しており、5月~11月頃の雨中雨後の蒸暑い日は特に活動が活発となります。
生息域の拡大
近年、ヤマビルの運搬役となっているシカやイノシシが里山など人の生活圏に下りてきたため、ヤマビルの生息が拡大しています。
そのため登山道や遊歩道でもヤマビルが生息しているため、ハイカーなどが被害に遭っています。市や県では、生息圏の拡大を防ぐため、山に防護柵などを設置し野生鳥獣との棲み分けを促進しています。
吸血被害を防ぐ方法
- 長そで・長ズボンを着用し肌を露出させない。
- 靴・靴下・手袋は全体に、長ズボンは裾からすね、長袖シャツには袖口からひじにかけて忌避剤等をかける。ヤマビル用の忌避剤がない場合でも虫除けスプレー、食塩水、食酢、消毒用エタノール、木酢液なども効果があります。
- もしヤマビルに吸血された場合は、ヤマビルを登山口のバス停や公園周辺に捨てず、塩などで必ず退治をして下さい。生きたまま捨てると公園で子どもたちが吸血被害に遭うなど、ヤマビルの被害が拡大します。なお、ヤマビルは踏みつけても退治はできません。
忌避剤 動物や昆虫などが嫌う成分を用いた薬剤
このページについて、ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
緑区役所区政策課
住所:〒252-5177 緑区西橋本5-3-21 緑区合同庁舎5階
電話:042-775-8802(総務・政策班)
電話:042-775-8852(鳥獣対策班)
ファクス:042-700-7002
緑区役所区政策課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム