第2回 セミ
基本情報(きほんじょうほう)
- 分類(ぶんるい) カメムシ目セミ科
- 全長
- アブラゼミ 最大(さいだい)6センチメートル
- ミンミンゼミ 最大6センチメートル
- ヒグラシ 最大5センチメートル
- ツクツクボウシ 最大5センチメートル
- クマゼミ 最大7センチメートル
- ニイニイゼミ 最大4センチメートル
- 生息地 森林や住宅(じゅうたく)地など
いきものクイズ!
写真にある6枚(まい)のセミの写真は、どれがなんのセミかわかるかな?
どんな虫?
セミは幼虫(ようちゅう)のあいだ、土の中でくらします。その長さは種類(しゅるい)によってちがいますが、2年から6年くらいと言われています。幼虫のあいだは、木の根から樹液(じゅえき)をすいます。成虫(せいちゅう)になるまえに土の中から地上に出てきて、木や草の上で脱皮(だっぴ)します。成虫になると、オスは大きな音で鳴きます。メスは鳴きません。成虫は木の幹(みき)に注射(ちゅうしゃ)のはりのような口をさしこんで、樹液をすいます。成虫になると、3週間くらいで死んでしまうと言われています。
鳴き声のひみつ
相模原市(さがみはらし)でみられるセミには、鳴き声が聞こえる時間がそれぞれ違(ちが)います。
相模原市自然環境監察員(しぜんかんきょうかんさついん)の人たちの調査(ちょうさ)によると、次のような結果(けっか)がでました。
アブラゼミ
鳴き声:ジリジリジリ
聞こえる時間:午前6時から午後6時ごろが多い
とくちょう:たくさんいて、見つけやすいです。
ミンミンゼミ
鳴き声:ミーンミンミンミン
聞こえる時間:午前6時から午後6時ごろが多い
とくちょう:たくさんいて、見つけやすいです。
ヒグラシ
鳴き声:カナカナカナ
聞こえる時間:午後4時から7時ごろが多い
とくちょう:夕方や、くもって暗くなっているときにに鳴くことが多いです。
ツクツクボウシ
鳴き声:ジー、ツクツクボーシ
聞こえる時間:午前6時から午後6時ごろが多い
とくちょう:たくさんいて、見つけやすいです。
クマゼミ
鳴き声:シャシャシャ、センセンセン
聞こえる時間:午前6時から9時ごろが多い
とくちょう:朝に鳴くことが多いです。もとは相模原市よりも西の地域(ちいき)にいたものが、この15年ぐらいで相模原市にやってきたといわれています。しかし、市内では抜(ぬ)けがらは確認(かくにん)されていません。
ニイニイゼミ
鳴き声:チー、ジー
聞こえる時間:午前6時から午後6時ごろが多い
とくちょう:梅雨(つゆ)の後半から短い間にみられ、夏になるとあまり見つけられません。
鳴き声を聞き分けるのは難(むずか)しいかもしれませんが、よく聞いてみましょう。
どこにいるの?
どのセミも、まんべんなく生息しています。特(とく)に木にとまっていることが多いので、神社や公園の木を探(さが)してみるといいかもしれません。そして、ヒグラシやクマゼミを探すときは時間にも注意しましょう。
いきものクイズの答え
上段(じょうだん):アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ
下段(げだん):ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ
の順(じゅん)でならんでいるよ。