プログラム・レポート <ぞっこんの法則>ができるまで(平成23年5月~平成24年4月)
無我夢中!
私たち6期生のメンバーは、一般大生と美大生が半数ずつ、さらに学んでいることもそれぞれ異なるため、意見や考え方がばらばらで、初めはお互いにぎくしゃくとしていました。8月の初めに、橋本の七夕まつりに参加する機会を頂き、バンブーダンスとマスカラづくりのワークショップを企画・実施しました。ほとんどのスタッフがワークショップの経験がない中、無我夢中で準備を進めるうち、スタッフ同士、自然と打ち解けるようになりました。
この時初めてプレゼンを経験し、企画を実践したことは、夏に開催する展覧会をつくっていく前段階として貴重な体験になりました。
五里霧中!
七夕まつりが終わったころから展覧会にむけての本格的な話し合いが始まりました。テーマの候補はいくつか上がりましたが、コンセプトが固まらず、決定的なものに結び付けられずにいました。そんな中、11月に入り、各大学の大学祭の時期になったため、私たちは東京近郊の美術系大学を中心に展覧会に出品してもらう作品の調査を行いました。この調査で集まった作品を前にしながら、改めてコンセプトを練り直し、やっと決まったテーマが<ぞっこんの法則>。人が何かに<ぞっこん>になる心情や状態に着目し、<ぞっこん>が持つ目には見えない力を感じてもらえる展覧会をつくっていくことになりました。
第6期からは、展覧会の開催会場がこれまでの相模原市民ギャラリーから、この4月にオープンしたアートラボはしもとに移ります。作品を選出していく段階で、アートラボならではの問題につき当たりました。もともとマンション販売センターだったアートラボは、空間ごとの特色が強く、それぞれの展示空間と作品との兼ね合いに悩み、試行錯誤を重ねることとなりました。
君に夢中!
テーマとコンセプト、会場レイアウト、出品候補作家が決まり、そして出品交渉が始まりました。
作家さんへの出品交渉では、エキシビション・プログラムの活動や展覧会のコンセプト、出品依頼の理由などをプレゼンすることとなり、人の理解を得ることの難しさを実感しました。しかし、アートラボという新しい空間を見て多くの作家さんが参加を決めてくださり、無事に出品作家が揃いました。第6期のプログラムが開始されてから、すでに11カ月が経ちました。広報活動や展覧会のパンフレットデザインが本格的に始まり、これからはイベントの企画や作品の展示レイアウトの検討など、必要な作業が山のようにありますが、少しずつ展覧会をかたちにしていきたいと思います。作家を含めメンバー一同、面白い企画となるように努めてまいりますので、どうぞご期待ください!(学生スタッフ 品川)
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