航空機騒音 厚木基地
厚木基地の概要
大和市及び綾瀬市に所在する厚木基地は、激しい騒音を伴う空母艦載機の固定翼部隊による訓練の実施により、市民に大きな被害を与えてきました。
現在、この部隊が岩国基地に移駐したことにより、騒音は低減しましたが、今後とも国及び米軍に対し、さらなる騒音被害の軽減・解消について要請していきます。
施設概要
- 名称
厚木海軍飛行場 - 所在地
大和市、綾瀬市 - 面積
505.6ヘクタール - 滑走路
延長約2,438メートル 幅約45メートル オーバーラン両端各300メートル
厚木基地の歴史
戦前、旧日本海軍の主要基地として設置・使用された厚木基地は、終戦後米軍に接収され、厚木海軍飛行場として現在に至っています。
航空機による騒音は、ジェット戦闘機が飛来するようになった昭和30年頃から激しさを増し、昭和48年の米空母ミッドウェーの横須賀基地母港化に伴い、空母艦載機が飛来し、一層激化しました。
さらに、昭和57年2月以降、夜間連続離着陸訓練(Night Landing Practice・通称「NLP」)が、厚木基地において実施されるようになり、激しい騒音が市民に深刻な被害を与えるようになりました。平成5年に硫黄島に暫定措置として訓練施設が建設されたことにより、その後は、厚木基地でNLPが実施されることはほとんどなくなりましたが、硫黄島で実施されている着陸訓練(Field Carrier Landing Practice・通称「FCLP」)直前の集中訓練など、昼夜を問わない編隊飛行や低空飛行は続き、市民は耐え難い騒音に苦しめられてきました。
市では、神奈川県や厚木基地周辺市とともに、騒音被害の軽減・解消について国及び米軍に対し要請を行うなど、粘り強い取組を行ってきました。
こうした中、平成18年5月、日米両政府により空母艦載機の固定翼部隊を岩国基地に移駐させることが合意され、平成30年3月、ようやく移駐が完了しました。
航空機騒音に関する統計
市では、市内4カ所(鶴園小学校、上鶴間中学校、南消防署東林分署、緑台小学校)に設置した騒音記録計をオンラインで接続して、24時間常時測定を行っており、70dB以上の騒音が5秒以上続いた場合を1回として、その時発生した最高音や継続時間等を記録しています。これらの測定データは、国及び米軍に対する要請活動等を行う際の貴重な資料として活用しています。
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