布(ぬの)のしわをのばす道具
火のし 江戸時代(えどじだい)~明治(めいじ)のはじめ
お鍋(なべ)のような形をしていますが、昔のアイロンです。
中に火のついた炭を入れて木の柄(え)をもって使いました。底(そこ)の部分は布のしわをのばしやすいように平らでつるつるとしています。
また、火のしの重さでしわをのばすので見た目よりはとても重たく作られています。
どのくらい重くなるんだろう?
ずっと持っていられるのかな?
使った気持ちになって考えてみよう!
こて 江戸時代~昭和のはじめ
火鉢(ひばち)などの炭火の中に先のとがった金属(きんぞく)の部分を入れて、直接熱(ちょくせつねっ)して使いました。
衣服(いふく)や布のしわをのばしたり、折(お)り目をつけるときに使いました。
冷(さ)めてしまったらまた炭火の中に入れて熱しました。
炭火アイロン 明治~昭和のはじめ
木のとってを持ってふたを開け、中に火のついた炭を入れてつかうアイロンです。
明治時代に外国から入ってきたものですが、中に新しい空気を入れる煙突(えんとつ)がついているのは日本ならではの形です。
アイロンの後ろの部分には火の燃(も)え方を調節(ちょうせつ)する空気穴(あな)もあります。
電気(でんき)アイロン 昭和のはじめ~
炭火から電気の熱を利用(りよう)したアイロンになりました。
炭に火をつけたり、炭を運んでくる必要(ひつよう)もなくなり、コンセントにつなげるだけで熱くなるのでとても便利(べんり)になりました。
また、スイッチ操作(そうさ)するだけで温度の調整も簡単(かんたん)にできるようになりました。
火ではなくて電気をつかうことで、どんなことがよくなったかな?
いまのアイロンと比(くら)べて、どんなことがまだできていないかな?
おうちのアイロンと比べてみよう!
スチームアイロン 現在
アイロンと霧吹(きりふ)きが一体となりました。