青根散策ウォーク 「法印の首塚」
平成29年度市民カメラマン
天野暁子さんのリポート
神奈川中央交通の東野バス停(緑区青根)から青根中学校方面に歩みを進めていくと、戦国時代の後北条氏と武田氏の戦闘を物語る「法印の首塚」という史跡があります。
永禄12(1569)年10月、武田信玄が小田原に北条氏を攻め、その帰りに三増峠(愛川町と津久井との境)を越えようとしたとき、これを阻止しようと北条方も大軍を備え追撃し、激しい戦闘が起こりました。これを「三増合戦」といいます。三増合戦後、道志川沿いに帰途しようとする武田軍の一支隊を追って、後北条氏に味方する日向薬師の山伏たちがこの地で戦闘を交えましたが、奮闘むなしく、返り討ちになりました。この伝承に基づき、後に子孫により、この地に「法印の首塚」が建立されました。
(平成29年度市民カメラマン 天野暁子さん)
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