復元された帆かけ舟(稲葉久通さん)
相模の大凧センター(南区新戸)で6月20日(月曜日)から7月15日(金曜日)まで展示されていた帆かけ舟を見に出かけてきました。
相模川ではかつて薪や炭、日用雑貨などを運搬する帆かけ舟が行き交っていました。しかし、道路や鉄道の発達によって昭和初期には帆かけ舟を見かけることはなくなり、当時を知る人は少なくなりました。
それから半世紀が経過した昭和58年、明治時代に使用されていた帆が発見されたことを契機に、帆かけ舟復元の機運が高まり、平成25年に舟が磯部民俗資料保存会により復元されたそうです。
展示会では、普段は水中に隠れてしまう舟底の部分まで含め、長さ約8メートル、幅約1.5メートル、高さ約5メートルの帆かけ舟を間近で見ることができました。
また、毎年8月の第1日曜日には相模川帆かけ舟実演会が磯部頭首工(南区磯部)の上流で開催され、帆を張り風の力を借りて相模川を航行する姿を見ることができます。
時を越え、復活した帆かけ舟をこれからも伝承し続けてほしいと思います。
(平成28年8月 28年度市民カメラマン 稲葉久通さん)
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