JAXA相模原キャンパス特別公開2019
「JAXA相模原キャンパス特別公開2019」が11月2日(土曜日)に開催されました。最新の研究紹介や講演、探査機・ロケットの模型展示、工作・実験、普段は見ることのできない施設の見学などが楽しめます。特別公開は毎年行われておりますが、特に今年は宇宙科学研究所が相模原市へ移転して30周年の節目でもあり、沢山の人で賑わっていました。
特別公開では、JAXAの様々な研究成果を見ることができました。2018年6月に「小惑星リュウグウ」に到達した「はやぶさ2」は、2回のタッチダウン成功や人工クレーターを作るという世界初の試みなど、様々な成果を上げています。2019年11月に小惑星リュウグウを出発し、2020年末にはその成果を地球に持ち帰る予定です。
その他にも、太陽風による宇宙嵐の影響を観測し、オーロラとの関係の調査を行っているジオスペース探査衛星「あらせ」。金星の気象現象を観測し、大気の謎を解明するために開発された金星探査機「あかつき」など、多くの探査機や研究成果を知ることができました。
今後もJAXAでは、月面への高精度着陸技術の獲得を目指した2021年度の小型月着陸実証機打ち上げや、2023年度目標で計画されている月の水資源を調査する月極域探査ミッション、2024年度の火星衛星探査ミッションなど、様々な宇宙探査計画が予定されています。この先10年のうちに水星から木星まで各天体に探査機を送り込み、日本の宇宙探査船団の完成を目指しているそうです。
月旅行も夢物語ではない、新時代に入ったと感じさせられる特別公開でした。これからも、JAXA相模原キャンパス特別公開が開催されることを期待しています。
令和元年11月 元年度市民カメラマン 内藤賀三さん
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