田名八幡宮を訪ねて
新年を迎えた1月4日、798年(延暦17年)建立、千年以上の歴史がある「田名八幡宮」(中央区水郷田名)を訪ねました。
八幡宮に到着すると、初詣の旗・幟旗(のぼりばた)をはじめ、けやき、銀杏などの大木が迎えてくれます。これらの大木は、相模原の「保存樹木」にも指定されており、堂々と落ち着いている様に迫力を感じました。
田名八幡宮では、毎年1月6日に行われる「的祭(まとまち)」と9月の例大祭の時に奉納される「獅子舞」が市文化財に指定され、地域や多くの方々に親しまれています。
社殿の裏手に回ると、「じんじい石」「ばんばあ石」「めかけ石(代理石)」の3つの石があります。その昔、日照りが続き農作物が枯れそうになった時、農民たちが「ばんばあ石」を相模川に沈めると不思議と雨が降ったとのこと。けれどもその多くは、嵐を呼んで大洪水となり、大きな被害を受けました。これは、残された「じんじい石」のさびしさが涙と怒りになっての現れでは…。そこで「めかけ石(代理石)」を置くことで、慰められて怒りがおさまり、洪水にならないのではと言い伝えられています。
田名八幡宮では、毎年、歴史と由緒ある祭が執り行われています。近くには、遊びを通じて学び、相模川とのふれあいを深めることができる「相模川ふれあい科学館」もあります。皆さんもぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。
場所はJR相模原駅から「水郷田名」行きのバスに乗り、「ふれあい科学館前」バス停下車。徒歩約5分のところにあります。
(平成27年1月 26年度市民カメラマン 遠藤修さん)
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